【第90回】2022年12月23日時点の運用実績(日本市場にサプライズ!しかもネガティブ。。。完全に予想外でした。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第90回の運用実績です。

2022年12月23日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:26235.25 (前週比マイナス4.7%)
  • S&P500:3844.82 (前週比マイナス0.2%)
  • ドル円レート*:1ドル=132.70円(前週比マイナス4.66円)
  • 東証REIT指数:1873.75 (前週比マイナス5.3%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は86,214千円となりました。前週からマイナス4.8%と、4週連続の大幅続落となってしまいました。

今週は日経平均が超絶続落となり、一気に26000円台前半まで下がってしまいました。
日銀の実質利上げサプライズに市場は急落で反応しました。
事前に予想していた専門家はいなかったのではないでしょうか。
ただでさえここ最近下げ基調だったのに、このネガティブサプライズでは暴落は回避できません。
「28000円近辺で今年は終了と思っていましたが、また予想が下に外れそうです」と前週書きましたが、26000円さえ怪しい状況になってしまいました。

米国株は、S&P500が小幅続落し、3850ポイントを割り込む水準となってしまいました。
今週は小幅な値動きにとどまりましたが、やはり先行きの景気悪化、更には企業業績の悪化を織り込む「逆業績相場」への移行が始まっていると見て良さそうです。

今週の為替レートは円高ドル安に反転し、132.7円までドル安が進みました。
日銀の実質利上げサプライズが円高に直結するのは致し方ありませんが、この極端な値動きには気持ちがついていけません。
ドル建て資産を保有する身としては、ドル安は資産の目減りに直結しますので、この値動きは本当に厳しいものがあります。

東証REIT指数は日銀サプライズに連動する形で暴落しました。
ここ最近は理由の分からない値動きに困惑していましたが、今週の分かりやすい「国内金利上昇→不動産業界の先行き不安」という連想でのREIT暴落は、全くの予想外だっただけに大ダメージです。

運用全体としては、今週は全てがマイナス方向に動いたことで、運用資産としては劇的なダメージを食らった週となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅続落しました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFは大きく暴落しました。
この下落の大半が為替影響によるものと思われます。

また、ハイテク株が中心の個別株も、同じく大幅な続落となってしまいました。
こちらは為替影響だけでは済まない暴落ぶりです。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに米国株と同様続落となりました。
とにかく為替影響で全て持っていかれてしまいました。

東証REIT指数インデックスETFは、暴落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は為替影響により大幅反落となりました。

今後の運用について

2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
結局、忍耐とともに2022年が終わってしまいそうです。
しかも、この年末にとんでもないネガティブサプライズを食らうことになるとは。。
外部環境はまだまだ波乱含みの状況が続く、と書き続けてきましたが、こんな大波乱が待っているとは思ってもみませんでした。

為替レートは一気に132円台までドル安(というより円高)が進行しました。
もう「135円近辺で落ち着くような流れでしょうか」などと書ける雰囲気ではなくなってきました。
130円を切っても全然驚かない状況です。

日本株は、もう当面は上昇しないでしょう。
利上げサプライズを受けて、日経平均は26000円近辺で当面推移するのでしょうか。
年末に向けて日本株の材料なんてないと予想していたので、本当に衝撃が大きかったです。
この日銀の方針転換を受けて、日本株の方向感は「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージに変更せざるを得ません。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、こちらも景気悪化からの企業業績悪化を株価に織り込んでいくステージに入っているようです。
前週も書いたように、2023年も当面は株価の上昇は見込めないと覚悟しておく必要がありそうです。
今年は1年我慢しても報われることがない、寂しい1年で終わりそうですが、来年の見通しも暗いですね。。

もちろん、景気が悪化し過ぎると金利も下げざるを得ないと思いますし、そこまでの動きも先取りして株価は推移していくでしょうから、株式投資から撤退するのは得策ではないと思います。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、日銀の方針転換が直撃してしまい、当面は浮上することはないでしょう。
やはり、値動きに期待するのは諦めるしかなさそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第90回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)