Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第58回の運用実績です。
2022年5月13日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26427.65 (前週比▲2.1%)
- S&P500:4023.89 (前週比▲2.4%)
- ドル円レート*:1ドル=128.87円(前週比▲1.80円)
- 東証REIT指数:1971.75 (前週比▲1.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移

運用総額は87,868千円となりました。前週からマイナス4.5%と、ブログ開始後の下げ幅としては最大のマイナスとなってしまいました。
今週は日経平均は大きく反落し、26500円を割り込んでしまいました。
ここまで結構耐えてきたのに、各社の企業決算(というか今期の見通し)が発表されたらズルズル下がっていきました。
週半ばには26000を大きく割り込む局面もありましたので、そこから考えるとまだマシかと慰めるしかありません。
さらに、S&P500はここにきて大きく続落しました。
これで6週続落となり、正直言って「まだ下がるの???」という感じで、本当にうんざりです。
米国市場がこんなに弱くなるとは、予想もしていませんでした。
去年(2021年)の4月の水準まで逆戻りしています。
また、ドル円レートはようやく一方的な円安が落ち着き、128円台後半まで円が戻してきました。
今度こそ、「そろそろ打ち止めの水準」というところでしょうか。
ドル建て資産を保有する身としては、ここから一気に円が値を戻す展開はかなり厳しいことになります。
なんとかこの水準で値動きが止まってほしいところです。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週はそこそこの反落となりました。
不動産市場はまだまだ不安定な状況が続きそうです。
運用全体としては、全面的な株安に加え、ドル安によるドル資産の目減り効果もあり、今週は酷いダメージを受けてしまいました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大きく反落しました。
オリックスは11日の株主優待の廃止の発表の影響か、結構な下げ幅となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅反落となりました。
今週は株安とドル安のダブルパンチです。
また、個別株も大マイナスとなってしまいました。
特にエヌビディア、アマゾン、マイクロソフトなど、悲惨な状況です。
前週に続き、全然楽しくありません。
また、今週は欧州株、新興国株ともにそこそこ大きめの続落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、大幅反落となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は為替のマイナス効果もあり、続落しています。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、5月に入って、ますます厳しくなっています。
米国株は完全に二番底を掘り下げ、絶不調です。
再び株価下落中の何とも嫌な気分を味わうのかと思うと、憂鬱な気持ちになります。
さて、日本株は、決算発表と業績見通しが一段落するタイミングで、大幅に反落してしまいました。
もう完全に期待外れです。
前週書いた通り、日本株の値動きはアメリカにお付き合いです。
どの水準が落ち着きどころなのかサッパリ分かりませんが、まだまだ株価続落の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、どこまで下がるんですか??
S&P500が4000ポイントを割り込むなんて、ひどすぎます。
というか、下げ止まる素振りが全く見えません。
そんな中、マネックス証券のチーフ・ストラテジストの広木隆さんが、「米国株の調整は終了」と、力強いレポートを出してくれました。
このレポートを読みながら、何とか耐えていこうと思います。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、もうこの辺りの水準が底値だろうという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、また値動きが不安定になってきました。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第58回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)