【第173回】2024年7月26日時点の運用実績(急落の連鎖がやってきました。下がるときは本当に一瞬です。この値動きに慣れることが長期投資の神髄なのであります。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第173回の運用実績です。

2024年7月26日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:37667.41(前週比マイナス6.0%)
  • S&P500:5459.10(前週比マイナス0.8%)
  • ドル円レート*:1ドル=153.67円(前週比マイナス4.08円)
  • 東証REIT指数:1710.29 (前週比マイナス1.4%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は138,940千円となりました。前週からマイナス4.4%と大幅に減少しました。

今週は日経平均が前週から大幅に続落し、38,000円を大きく割り込む水準まで急落しました。

米国株はS&P500が続落し、5,500ポイントを割り込む水準まで下落しました。

今週の為替レートは、ドルが大幅に続落し、一気に154円を割り込む水準まで下落しました。

東証REIT指数は、大きく続落しました。

運用全体としては、今週は日本株と米国株の相場が続落し、REITも引き続き低調に推移、更に為替がドルの大幅続落で大きくマイナス影響となったことから、資産合計では運用額が大幅に減少しました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大きく続落しました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続落となりました。
今週は相場の値動き以上に、為替のマイナス影響が大きかったようです。

また、ハイテク株中心の個別株も、全銘柄で軒並み大幅続落となりました。
こちらも為替のマイナス影響が大きな下落要因となっています。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに大幅に続落しました。

東証REIT指数インデックスETFは、今週は大幅に続落しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、今週は日経平均株価が急落となりました。
今回の下落は米国の相場を大きく超える下げ幅でした。
ここまで下がるのか、という印象です。
そして、下がるにしても、そこまで下がる理由はあまり見当たりません。
ずっと書いてきた通り、不安材料としては、物価が高止まりしていることや、今後の政局が不安定と見込まれること、また長期金利が上昇局面に入りつつあることなど、心配な点がいくつかあります。
それにしても、下がりすぎだろうと思うのですが、まあ、その数週間前の日経平均42,000円が「上がりすぎ」だったことの、強烈な反動減でしかないと思います。
相場観がガラッと変わった様相もあり、ここからは更なる調整局面に入ることも念頭に置く必要があるとは思いますが、この急激な調整を受けて、この先は徐々に持ち直してくれるのではと期待しています。

ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500は前週の急落から、パッとしない相場となっています。
まあ、いつ反落が来てもおかしくないくらい、絶好調の相場が続いていたので、この下落は想定内です。
米国内は、この先大統領選挙が終わるくらいまでは不確定要素が消えない状況になります。
特にバイデン大統領の立候補撤退表明以降は、不透明感が増しています。
米国株相場についても、しばらくは調整局面を迎えることも想定しています。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、今は景気悪化が全く確認できていない中、本当に利下げが実施される時期は近いのか?、という感じです。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、引き続き低調な相場が続いています。
日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場の悪化については全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第173回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)