Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第168回の運用実績です。
2024年6月21日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:38596.47(前週比マイナス0.6%)
- S&P500:5464.62(前週比+0.6%)
- ドル円レート*:1ドル=158.95円(前週比+0.93円)
- 東証REIT指数:1728.40 (前週比+0.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は146,084千円となりました。前週からプラス1.1%の増加となりました。
今週は日経平均が前週から反落し、38,600円を割り込む水準まで下落しました。
米国株はS&P500が続伸し、5,400ポイントを超え引き続き最高値水準まで上昇しました。
今週の為替レートは、ドルが続伸し、159円手前まで上昇しました。
東証REIT指数は、7週ぶりに反発しました。
運用全体としては、今週は日本株こそ不調でしたが、米国株の相場が引き続き好調に推移したことと、為替がドルの続伸でプラス影響となったこと、更にREITの再投資による増加もあり、資産合計では運用額が増加しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに下落しました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが続伸となりました。
また、ハイテク株中心の個別株も、軒並み続伸となりました。
米国以外では、今週は欧州株が続落した一方、新興国株は続伸しました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週は分配金の再投資を行ったことから、増加しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は日経平均株価が反落しました。
とは言え、4月中旬に大きく値を崩した局面と比較すると、この水準で維持していれば全く問題ないと考えています。
引き続き、夏以降は緩やかに上昇基調になってくれるのではないかと、楽観的な予想をしています。
もちろん、物価が高止まりしていることや、今後の政局が不安定と見込まれること、また長期金利が上昇局面に入りつつあることなど、不安材料もあるので、油断は禁物です。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500が続伸し、最高値水準を更新しました。
4月に一旦の調整はあったものの、再び上昇基調となり、絶好調の相場が続いています。
とは言え、良いとこ取り相場に逆戻りとも考えられ、高すぎるバリュエーションへの懸念も再燃してきそうです。
特に、FRBの金融政策の見通しは、利下げ時期の先送りなど、従来より厳しくなりそうです。
ここから大きな下落局面に入ることも想定しておこうと思います。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、株価の本格的な反転上昇が意外と早くきてしまった、という感じです。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、7週ぶりの反発ですが、全然上昇基調に反転したようには見えません。
日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場の悪化については全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第168回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)