【第106回】2023年4月14日時点の運用実績(ゆるやかな上昇基調で気持ちも晴れやか。すっかり油断モードに突入。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第106回の運用実績です。

2023年4月14日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:28493.47(前週比+3.5%)
  • S&P500:4137.64(前週比+0.8%)
  • ドル円レート*:1ドル=132.52円(前週比+0.83円)
  • 東証REIT指数:1814.11 (前週比+0.4%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は95,582千円となりました。前週からプラス1.3%と、反発となりました。

今週は日経平均は大幅反発となりました。
水準としては28,500円近辺まで戻してきました。

米国株は、S&P500が小幅反発となりました。
4月に入ってから高値圏を維持しています。

今週の為替レートは、前週から若干ドル高に反転しました。
ここ数週間は上下動の大きい為替相場が続いています。

東証REIT指数は小幅ながら続伸となりました。

運用全体としては、今週は株価やREIT、為替を含め全てプラス方向だったことから、好調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大きく反発しました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが反発しました。

一方、ハイテク株はまちまちでしたが、エヌビディアが落ち込んだ以外は大きな値動きはありませんでした。
むしろS&P500の方が値動きが大きかったくらいです。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに反発となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、小幅ながら続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週に27,500円近辺まで下げたものの、再び急回復となり、28,500円近辺まで上昇しました。
それにしても、どうして日本株がこれだけ強い値動きなのか、これといった明確な材料がよく分からないままです。
個人的な日本株の方向感は、引き続き「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージです。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
ただ、2023年の生活費のための現金化に向けて、米国株よりも先に日本株から取り崩していくことを検討します。

次に米国株ですが、金融システム不安による下落相場を越え、次のステージに入ったかのようです。
市場のトレンドとしては、もう金利動向は完全に織り込み済みという印象です。
そして、ここからは米国全体の景気動向や、個別企業の業績に目が向けられる相場に移行していく気がします。
そうなると、景気が強いことを示すデータが株価にプラスに反応する相場展開になります。
もちろん、まだ一段の金利上昇圧力は消えてはいませんが、これ以上の金利水準の上昇幅はそんなに余地がない、というのが市場の見方でしょう。
いよいよ、「良いニュース→景気悪化懸念の後退→株価上昇」という局面も期待できそうです。
(もう少し先の話だとは思いますが)

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、昨年末に「当面は浮上することはないでしょう」と書きましたが、ようやく大底は過ぎた、という印象です。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第106回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)