【第105回】2023年4月7日時点の運用実績(新年度は反落でスタート。4月は株価が上がる月と言われていますが、今年はどうなるでしょうか。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第105回の運用実績です。

2023年4月7日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:27518.31(前週比マイナス1.9%)
  • S&P500:4105.02(前週比マイナス0.1%)
  • ドル円レート*:1ドル=131.69円(前週比マイナス1.38円)
  • 東証REIT指数:1807.34 (前週比+1.2%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は94,341千円となりました。前週からマイナス0.6%と、小幅反落となりました。

今週は日経平均は大幅反落となりました。
水準としては28,000円を大きく割り込んでしまいました。

米国株は、S&P500が小幅反落となりました。
と言っても、前週までの急反発を考えると、大きな反落に見舞われなかっただけでも良しとしましょう。

今週の為替レートは、前週から一転し、大幅な円高ドル安となりました。
ここ数週間はジェットコースターのような目まぐるしい為替相場が続いています。

東証REIT指数は前週の久しぶりの反発の後でしたが、何とか続伸してくれました。

運用全体としては、今週はREIT以外は全てマイナス方向だったことから、不調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大き目の反落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFは反落となりました。
ドル安の影響が大きかったようです。

一方、ハイテク株はまちまちでしたが、前週急落したアルファベットは大きく回復しました。

米国以外では、今週は欧州株は、新興国株ともに小幅反落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週に大幅続伸で日経平均株価は28,000円まで回復したのも束の間、あっという間に27,500円近辺まで下げてしまいました。
むしろこれだけ上がってきた理由がよく分からないという印象だったので、この辺りが妥当な水準なのかな、くらいに考えています。
個人的な日本株の方向感は、引き続き「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージです。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
ただ、2023年の生活費のための現金化に向けて、米国株よりも先に日本株から取り崩していくことを検討します。

次に米国株ですが、一旦シリコンバレー銀行破綻から始まった金融システム不安は乗り切ったようです。
市場のトレンドとしては、良いニュースでも悪いニュースでも株価が上昇する「良いとこ取り相場」から、良いニュースで上がり、悪いニュースで下がる「素直な相場」に移行しつつあるのかもしれません。
これまでは、「悪いニュース→インフレ懸念の後退→金利低下期待→株価上昇」という典型的な金融相場が見られましたが、この先は「悪いニュース→景気悪化懸念→企業業績悪化→株価下落」という業績相場に移行するのではないでしょうか。
そうなると、「良いニュース→景気悪化懸念の後退→株価上昇」という局面も期待できそうです。
(まだまだ先の話だとは思いますが)

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、昨年末に「当面は浮上することはないでしょう」と書きましたが、この辺りで下げ止まってくれたでしょうか。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第105回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)