【第99回】2023年2月24日時点の運用実績(もうずーっと米国のインフレ動向に左右される相場が続いています。まだ半年はこんな感じなのかな。。。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第99回の運用実績です。

2023年2月24日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:27453.48(前週比マイナス0.2%)
  • S&P500:3970.04 (前週比マイナス2.7%)
  • ドル円レート*:1ドル=134.71円(前週比マイナス0.04円)
  • 東証REIT指数:1851.48 (前週比+1.4%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は92,477千円となりました。前週からマイナス1.4%と、久々の反落となりました。

今週は日経平均がわずかですが続落となりました。
水準としては、27500円をわずかに割り込んだものの、まだ耐えているという値動きです。
とは言え、まだ昨年末の日銀実質利上げサプライズによる急落以前の水準には戻っていません。

米国株は、S&P500が大幅続落となりました。
4000ポイントを割り込む水準まで下がってしまい、1月後半からの好調な上げ幅がほぼ帳消しになってしまいました。
米国で発表される指標が予想以上に強く、インフレが想像以上に長引くことを想定した長期金利の上昇が株価を押し下げているようです。
やはり年初以降の値動きが楽観的過ぎた感はあるので、その揺り戻しが強烈に押し寄せているのだと思います。

今週の為替レートは前週までの大相場による円安ドル高が一服した反面、戻りも限定的で、ほとんど値動きがありませんでした。

東証REIT指数は久々に上げ幅を伴って続伸しました。

運用全体としては、今週はREITだけが好調だったものの、米国株の急落の影響が大きく、不調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅下落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが2.6%の大幅下落となりました。

ハイテク株も軒並み下落してしまいましたが、エヌビディアだけが好調な決算を反映して大幅続伸となりました。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株とも大幅反落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、大き目の続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週の上昇一服の後、下値も限定的で、まずまずの水準を維持しています。
「当面は金利上昇懸念を払拭できず、株価は上昇しない」と読んでいましたが、そう書いたとたんの連騰の後、反動による下落もそんなに見られないという値動きです。
ずっと「株価が上がる材料が思い当たらない」という印象だったので、「もっと下げても不思議ではないのにな」という感想です。
ということで、個人的な日本株の方向感は、引き続き「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージです。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
ただ、2023年の生活費のための現金化に向けて、米国株よりも先に日本株から取り崩していくことを検討します。

次に米国株ですが、やはりインフレ動向とFRBの金融政策を軸に相場が展開し続けています。
そして、今週はインフレ懸念への巻き戻しを市場が織り込んだ様子です。
発表される指数が不思議と強く、これでは「まだまだインフレ対策が必要だ」という方向にFRBが向かいそうです。
個人的には市場が楽観的過ぎたという気がしていましたので、このレベルの反落は予想の範囲内です。
インフレ鎮静化後の相場に移行するのは、もっと先になりそうです。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、昨年末に「当面は浮上することはないでしょう」と書きましたが、今週は多少強めの上昇となりました。
ただ、長期金利が下がりそうな要因もない中で、この反発も何だか不思議な値動きに感じます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第99回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)