Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第85回の運用実績です。
2022年11月18日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27899.77 (前週比マイナス1.3%)
- S&P500:3965.34 (前週比マイナス0.7%)
- ドル円レート*:1ドル=140.03円(前週比マイナス1.66円)
- 東証REIT指数:1952.82 (前週比マイナス1.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は93,155千円となりました。前週からマイナス1.4%と、今週は小幅反落となりました。
今週は日経平均は反落し、再び28000円を割り込んでしまいました。
28000円辺りで利益確定売りが出ているのでしょうか。
なかなか上値を抜ける展開にはなってきません。
28000円近辺で今年は終了、という感じでしょうか。
米国株も、S&P500が小幅反落となり、4000ポイント回復に至らず冴えない展開です。
荒波続きの乱高下相場から、すっきりと上昇基調に転換するのは難しいようです。
FRBのインフレ対策、金利政策が変化しない限り、相場の流れが変わることはないということでしょう。
今週の為替レートはドル安が一段と進み、140円水準までドルが下落してしまいました。
ドル建て資産を保有する身としては、ドル安は資産の目減りに直結しますので、この動きは厳しいものがあります。
東証REIT指数は反落となりました。
相変わらず低調な相場が続いています。
ここ数週間の冴えない展開から脱却し、安定した値動きに戻ってほしいものです。
運用全体としては、今週は相場も為替も総じてマイナス方向となり、運用資産としては不調な週となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反落となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFは反落となりました。
前週上がったこともあり、その反動減もあるのでしょう。
また、ハイテク株が中心の個別株も、軒並み反落しました。
ただ、アルファベットだけは大幅に続伸しています。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに下がってしまいました。
東証REIT指数インデックスETFは、かなり反落してしまいました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅続落となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
今週も前週の反発の勢いは続かず、総じて反落となりました。
外部環境はまだまだ波乱含みの状況が続くように思います。
為替レートは完全に140円近辺で落ち着いた様相で、先々週までの150円水準はもう遠い昔のようです。
やはり、今となってはもう150円まで戻ることはないだろう、と考えています。
数日で外部環境が大きく変化するという、こういった状況はまだまだ続くかもしれません。
さて、日本株は、日経平均株価28000円を再び割り込んでしまいました。
中間決算という日本固有の材料を消化してしまった今となっては、当面は米国市場の値動きに連動した相場が予想されます。
とにかく長期的な目線で、日本株の相場の方向感をしっかり見定めることを念頭に、日々の値動きを確認する、というスタンスを自分に言い聞かせないと、振り回されるばかりです。
本格的な回復相場を確信しているわけではありませんが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週はそれほど大きな値動きではありませんでしたが、反落となってしまいました。
前週の大幅反発を受けての利益確定売りもあったのでしょう。
そういう意味では、市場も中長期的な株価の回復を確信できていない、ということなのでしょう。
ここ最近は、毎週4~5%レベルで上下する相場が続いていましたので、少なくとも落ち着いた値動きを取り戻してほしいと願います。
まあ大幅急騰なら嬉しいのは嬉しいのですが、激しい乱高下相場は、長期保有戦略で見ているだけの私にとっても、精神衛生上よろしくありません。
こういった値動きに振り回されないように精神を鍛えることが、長期保有に必要な鍛錬なのでしょう。
とにかく金利動向次第の相場が続いています。
そして、FRB高官の金利に関する発言(あるいはインフレ対応、景気減速懸念に対する発言)に都度都度過敏に反応する相場には、そろそろ飽きております。
もう少し長期目線で落ち着いた相場になってくれないかなーと思っています。
短期的には今回のような反発反落の流れを繰り返しながらも、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は小幅反落で、引き続き不安定な相場に見えます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第85回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)