Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第57回の運用実績です。
2022年5月6日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27003.56 (前週比+0.6%)
- S&P500:4123.34 (前週比▲0.2%)
- ドル円レート*:1ドル=130.67円(前週比+0.78円)
- 東証REIT指数:1993.30 (前週比+0.9%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は92,055千円となりました。前週からプラス0.1%と、絶妙に下げ止まりました。
今週は日経平均は小幅反発となり、27000円をギリギリ回復しました。
引き続き弱い相場ではありますが、米国株がどんどん下げているのに対して、まだ耐えている方だ、という印象です。
一方、S&P500は小幅ながら、またもや続落しました。
米国市場がこんなに弱くなるとは、予想もしていませんでした。
去年(2021年)の5月の水準まで逆戻りしています。
その中で、ドル円レートは一方的な円安が続き、いよいよ130円半ばまで進みました。
全く極端すぎます。
「そろそろ打ち止めの水準だと思うのですが」と毎週書いていますが、予想は外れ続きです。
おかげさまで、ドル建て資産を保有する身としては、円換算額としてはプラスの方向に働きました。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は小幅反発となりました。
不動産市場はずっと不安定な状況が続いていましたが、そろそろ落ち着いてきたのでしょうか。
運用全体としては、米国株の下落分を、日本株やREITの反発、さらには円安ドル高進行の影響でのドル資産のかさ上げで取り返し、今週は何とか下がらずに済みました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅反発となりました。
何とか耐え忍んでくれています。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが小幅反発となりました。
強力な円安ドル高効果のおかげです。
その証拠に、(為替ヘッジあり)のインデックスETFは結構な下げとなっています。
個別株は、今週はアマゾンがやってくれました。
期待外れの決算内容で、大マイナスとなってしまいました。。
全然楽しくありません。
また、今週は欧州株、新興国株ともにそこそこ大きめの下落となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅反発となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は為替効果もむなしく、下落しています。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、5月に入っても絶賛継続中です。
米国株は完全に二番底を掘り下げ、絶不調です。
再び株価下落中の何とも嫌な気分を味わうのかと思うと、憂鬱な気持ちになります。
さて、日本株は、米国株とは対照的に、今週は少し反発してくれました。
GWで営業日が2日しかなく、不安定な値動きを覚悟していたので、ホッとしました。
といっても、アメリカがこの調子では、早々に日本株の値動きもアメリカにお付き合いしていきそうに思います。
まだまだ株価続落の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
ただ、次週以降は決算発表と業績見通しに注目が移っていくと思いますので、業績が好調であることが確認されるのを期待しています。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、いやー、こんなに下がり続けますか。
米国市場は、FRBの強硬姿勢をいつまでたっても相場に織り込めません。
しかし、FRBは何か月もずっと強硬化し続けているわけではありません。
結構前から変わらず強硬姿勢だったはずです。
何か月もかけて全く織り込めていない様子なのは、どういうことなのでしょうか?
こちらは少し長い目で進捗を確認していくしかなさそうです。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、ここから少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、米国金利が上昇しているにもかかわらず、落ち着いた値動きが続いています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第57回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)