Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第51回の運用実績です。
2022年3月25日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28149.84 (前週比+4.9%)
- S&P500:4543.04 (前週比+1.8%)
- ドル円レート*:1ドル=121.68円(前週比+2.89円)
- 東証REIT指数:1962.22 (前週比+1.6%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は96,188千円となりました。前週からプラス4.8%と大幅に続伸しました。
今週は日経平均、S&P500など株式相場が前週から連騰となりました。
こんなに急回復するとは思っていませんでした。
前週の大暴騰から考えると、今週は一旦反落を予想していました。
相変わらず、短期の値動きは全く予想が当たりません。
やはり下げ相場でも悶えながら辛抱して持ち続けるのが、私には正解のようです。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻は引き続き出口が見えない状況が続いており、原油価格も前週こそ落ち着いたものの、そこからは一進一退です。
今週の株価の続伸は、正直言うと理由もあまり分かりません。
需給の改善を説明要因にしている向きもあるようです。
また、ドル円レートは一方的な円安が止まりません。
おかげさまで、ドル建て資産を保有する身としては、円換算額としてはプラスの方向に働きました。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は続伸となりました。
金利が上昇し続けている中で、こちらも上昇の理由が分からなくなってきました。
運用全体としては、主要関連指数が大幅続伸したことで、今週は前週に続き強烈な回復を果たす一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFをはじめ、全ての銘柄で大幅続伸となりました。
個別株では、エヌビディアの強烈な続伸が際立っています。
また、今週は欧州株と新興国株は小幅続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅続伸となりました。
これはドル高による円換算額のかさ上げにすぎず、ドルベースではむしろ下落しています。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、前週に続き「忍耐が報われる相場」となりました。
強烈な円安進行のおかげもあり、円ベースでの資産運用実績は、いよいよ年初の高値水準に戻りつつあります。
株価下落中の何とも嫌な気分を耐え、今回は報われる時を迎えることができて何よりです。
そして、これからもこの繰り返しが続く中で、将来的に長期保有が実を結ぶことを信じるしかありません。
さて、日本株は、日経平均株価が前週から9日間の連騰という、予想もしない値動きとなりました。
楽観的な予想が増えてはいるものの、企業業績の裏付けが出ているわけではありませんし、経済環境の好材料もこれといって見当たりません。
需給関係だけで相場が改善しているのであれば、いつ大幅反落となっても不思議はありません。
まだまだ反落低迷の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、前週も書いた通り、S&P500は一旦底値を脱したかのように見えます。
やはり、回復するときは急回復を果たすのが米国株の特徴です。
こうなると保有し続けていたのは正解だと思います。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、上げ下げを繰り返しつつ、少し上値安定となりそうな雰囲気もあります。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第51回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)