Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第40回の運用実績です。
2022年1月7日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28478.56 (前週比▲1.1%)
- S&P500:4677.02 (前週比▲1.9%)
- ドル円レート*:1ドル=115.93円(前週比+0.90円)
- 東証REIT指数:2023.64 (前週比▲2.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は95,525千円となりました。前週からマイナス0.4%と減少しました。
といっても、これは全く実態を表していません。
なぜなら、今週は2022年のNISA枠の全てをS&P500のETFに投入したからです。
ほぼ120万円全額投入したので、単純に運用総額が120万円増額したとしても前週並みの運用成績なのです。
ところが、この120万円を加えても運用総額が前週から減少してしまいました。
今週は米国株が大幅に反落しました。
S&P500の急落も大きな痛手でしたが、それ以上に個別株が壊滅しました。
辛うじて、ドル円レートが116円台に迫る円安進行となり、資産運用的には有利な方向に動きました。
まあ、絵に描いたような「焼け石に水」です。
また、しばらく耐えていた日経平均株価が、耐えきれずに下落しました。
さらに、東証REIT指数が大きく反落しました。
運用全体としては、円安によるかさ上げ効果も吹き飛んでしまうくらいの各資産の下落により、前週の上げ幅が消失してしまうという、絶不調の一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は2022年のNISA枠を全額海外株に投入したため、海外株比率が増加するはずでした。
が、その海外株の資産が大きく下落したため、資産比率はあまり変わりませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックスが大きく反落した一方、TOPIXインデックスはわずかに続伸しました。
日経平均が大きく落ち込んだのは痛いですが、TOPIXが持ちこたえてくれたのはありがたいです。
表の一行目にある通り、今週は2022年のNISA枠のほぼ全額をMAXIS米国株式(S&P500)上場投信に投入しました。
そのため、前週比がここだけ大きくプラスとなっています。
値動きとしては、S&P500インデックスETFは全て下落しました。
それ以上に、全ての個別株が大幅に反落し、大ダメージとなってしまいました。
一方、欧州株と新興国株は、(何故か)揃って続伸しました。
東証REIT指数インデックスETFは、大きく反落してしまいました。
国内REIT相場は相変わらず上げ下げが大きく、不安定な相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は大幅反落となりました。
今後の運用について
2022年最初の週となりましたが、華麗にスタートダッシュとはいきませんでした。
日本株は、この数週間は何とか横ばいが続いていたのですが、耐えきれずに反落しました。
年明け初日には、オミクロンショック前の水準(日経平均株価で29,500円前後)に迫る上昇を見せたのですが、そこから急落となりました。
当面大きな下げはないかな、と楽観的だったのですが、早くも見通しの甘さを痛感しています。
それでも、最悪「1割程度の下げは覚悟」しつつも、数カ月後には再び日経平均株価3万円を目指すだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は年初に大幅下落となってしまいました。
やはり利上げ観測が市場予想より早く進む可能性を織り込みつつあるようです。
10年金利が急上昇すると、株価は敏感に反応してしまっています。
当面は、S&P500はある程度振れ幅の大きい相場は覚悟しながらも、中期的には企業業績が好調に推移することで、まだまだ上昇基調と信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、引き続き有望な運用先と考えていることと、まだここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、この数週間は日本株以上に値動きの大きい展開が続いています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第40回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)