【第32回】2021年11月12日時点の運用実績 

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。

では第32回の運用実績です。

2021年11月12日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:29609.97 (前週比▲0.0%)
  • S&P500:4682.85 (前週比▲0.3%)
  • ドル円レート*:1ドル=114.15円(前週比+0.46円)
  • 東証REIT指数:2060.45 (前週比▲1.6%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は94,041千円となりました。前週から+0.1%の微増となりました。

今週は日経平均株価が前週からわずかに下落しましたが、ほぼ前週から変わらずという推移となりました。

S&P500は5週続けての上昇から、久しぶりの反落となりました。
ただ下落幅はわずかです。
ドル円レートはドル高が進行し、久々の114円台をつけました。

東証REIT指数はそこそこ大き目の下落となってしまいました。

運用全体としては、主要指数がいずれも下がったにも関わらず、ドル高によるドル建て資産のかさ上げ効果に助けられ、何とか微増で済みました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅ですが続伸しました。

企業業績の中間決算発表がほぼ一巡しました。
日本株の相場はあまり勢いがありません。
ソフトバンクグループの下方修正が大きく、日経平均の対象企業を合計した今期利益見通しはそれほど上昇しませんでした。

企業業績をきっかけとした相場の上昇は期待外れに終わりましたが、次は岸田新内閣の経済対策の発表に期待しています。

米国株は主力のS&P500関連のETFがほぼ変わらずとなりました。
上昇相場は一服した感じがありますが、大きな反落は見られなかったのはありがたいです。

個別株については、エヌビディアが前週の大化けから、引き続き続伸しました。
私のポートフォリオに占める比率が比較的大きい銘柄ですので、この値動きに救われている部分もかなりあります。
素直に喜ぶべきかもしれませんが、ここからは大反落の可能性もありますので、下がっても動揺しないように気を付けたいところです。

欧州株インデックス(VGK)は小反落となりましたが、新興国インデックス(VWO) は比較的大き目の反発となりました。
新興国はずっと冴えない展開が続いていましたので、このレベルの反発では物足りないところです。

東証REIT指数インデックスETFは今週は大き目の続落となりました。
国内REIT相場は引き続き上げ下げが大きく、不安定な相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は反落しました。
しばらく運用してきましたが、この資産は毎月の分配金も小さく、保有意義が無いように思いますので、そろそろ手放すことも検討します。

今後の運用について

まず日本株ですが、政局が一服してからは小動きの展開となりました。

企業の中間決算発表を受けての株価の反応は、引き続き目立った動きも見られません。
個人的には完全に期待外れで、やはり企業業績については原材料の値上がりなどの不安要因が重いのかもしれません。

今後の展開としては、継続的な円安傾向や、原油高を筆頭にした原材料の高騰、一部商品の物価上昇といった不安材料が、どの程度長引くかが問題となりそうです。

あとは19日に発表される見込みの、岸田新内閣による経済対策の骨子を受けて、市場がどのように反応するのかが注目です。
多少の期待はしつつも、引き続き、日本株の相場の先行きは「現状維持で御の字」という見通しとし、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、上昇局面は一服といった模様です。
インフレ懸念は消えそうもありませんので、消費動向の先行きが良いのか悪いのか、判断しかねているのでしょう。

過熱感が落ち着いて、しかも大きな反落がない状況になれば理想的な展開だと思います。
不安の残る米国株動向ですが、多少の下落相場を経験しながらも、年内はS&P500は堅調な値動きが続くと見込んでいますし、大きな下落局面が来ても数カ月我慢すれば戻ると信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、引き続き有望な運用先と考えていることと、ここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、下げては戻し、また下げては戻し、といった状況がずっと続いています。
もはやこれ以上の上昇は望めそうにありませんが、大きく値崩れするような展開でもなさそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第32回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)