【第31回】2021年11月5日時点の運用実績 (エヌビディア株価暴騰!)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。

では第31回の運用実績です。

2021年11月5日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:29611.57 (前週比+2.5%)
  • S&P500:4697.53 (前週比+2.0%)
  • ドル円レート*:1ドル=113.69円(前週比+0.02円)
  • 東証REIT指数:2093.64 (前週比+0.0%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は93,902千円となりました。前週から+3.0%の大幅増となりました。

今週は日経平均株価が前週から続伸しました。

S&P500は5週続けての上昇となり、またまた最高値を更新しました。
ドル円レートはほぼ変わらずですが、引き続き113円台後半とドル高基調となっています。

東証REIT指数はほぼ前週から変わらずの推移となりました。

運用全体としては、絶好調の米国株を中心に、日本株も好調に推移した結果、順調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大きく続伸しました。

衆議院選挙は10月31日に投票日を迎え、自民党が単独過半数を確保しました。
この選挙結果を受けて、安定した政権運営が見通されることを好感したのか、選挙翌日の日経平均株価は大幅に上昇しました。
国内の大イベントを無事に通過し、一安心といったところです。

企業業績については、中間決算の発表が続々と進んでいますが、株価にはもう一つ勢いが見られません。
選挙結果の好感と合わせても、株価の上昇余地はこんなものなのでしょうか。
少し物足りない気もしますが、下がるよりはるかにマシなので、御の字とします。

米国株はインデックスも個別銘柄も引き続き上昇基調を維持し、絶好調です。
インフレ懸念や原油高など問題にせず、米国10年国債利回りの上昇懸念については後退したこともあり、まるでお祭りのような上昇が続いています。

特に個別株については、エヌビディアが今週は大化けしました。
これだけ時価総額の大きな銘柄が、1週間でこんなに上昇してしまうとは、米国市場はどのような仕組みになっているのでしょうか。
素直に喜ぶべきかもしれませんが、もちろん大反落の可能性もありますので、下がっても動揺しないように気を付けたいところです。

欧州株インデックス(VGK)は続伸、新興国インデックス(VWO) は小反発となりました。
欧州も新興国も冴えない展開が続いていますが、米国株と比較するのは酷なことかもしれません。

東証REIT指数インデックスETFは今週は小反落となりました。
国内REIT相場はなかなか安心できる相場になってくれませんが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は金利低下傾向を反映し、上昇しました。

今後の運用について

まず日本株ですが、選挙翌日の上昇を何とか維持してくれました。
そういう意味では、「現状維持」以上の結果となっています。

ただ、企業の中間決算発表を受けての株価の反応は、上がる銘柄もあれば下がる銘柄もあり、全体を押し上げるほどの好材料とはなっていないようです。
個人的には、これは完全に期待外れでした。

ということで、私の短期予想(というか期待?)は選挙では良い方向に外れ、企業業績では悪い方向に外れた、ということになります。

今後の展開としては、継続的な円安傾向や、原油高を筆頭にした原材料の高騰、一部商品の物価上昇といった不安材料が、どの程度長引くかが問題となりそうです。

引き続き、日本株の相場の先行きは「現状維持で御の字」という見通しとし、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、上昇局面が続いています。
米国10年国債利回りの上昇不安が一服したことから、ハイテク関連が続伸しました。
「そろそろ反動が怖い水準まで来ているような気がします」と前週に書きましたが、そこから更に大相場となるのですから、米国市場は凄いです。

それにしても、エヌビディアの上昇幅には恐れ入りました。
保有する個別株が当たった時は、本当に気持ちが良いです。
ただ、この感覚は決して資産運用と言えるものではありません。
正しく資産運用を継続するためにも、個別株に資金を追加投入することはありませんし、インデックス投資から個別株に資産を移行することも絶対にありません。
でもこの楽しみから逃れられない私は、個別株を手放すことも出来ずにいます。

さて、過熱感がますます心配な米国株ですが、多少の下落相場を経験しながらも、まだしばらくはS&P500は強い値動きが続くと見込んでいますし、大きな下落局面が来ても数カ月我慢すれば戻ると信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、まだまだ有望な運用先と考えていることと、ここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、下げては戻し、また下げては戻し、といった状況がずっと続いています。
もはやこれ以上の上昇は望めそうにありませんが、大きく値崩れするような展開でもなさそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第31回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)