Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第23回の運用実績です。
2021年9月10日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:30381.84 (前週比+4.3%)
- S&P500:4458.58 (前週比▲1.7%)
- ドル円レート*:1ドル=109.89円(前週比▲0.10円)
- 東証REIT指数:2126.08 (前週比▲0.9%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は86,287千円となりました。前週から▲0.8%の減少となりました。
今週は日経平均株価が更に続伸し、今年2月以来の高値となりました。
一方、S&P500は前週から反落しました。
ドル円レートがわずかに不利な方向に動いたこともあり、海外株は目減りしてしまいました。
さらに、東証REIT指数は前週に続き続落となりました。
運用全体としては、日本株の急上昇が続いたものの、主力の海外株と国内REITの下落をカバーできず、冴えない1週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅に続伸しました。
前週の菅首相の退陣表明以降、日本株は上昇を続けています。
こうなるだろうという予想というか期待はしていたものの、やはりこれだけ順調に高値を追っていくと気持ちが良いものです。
短期的にはそろそろ打ち止めの水準かもしれませんが、政局見通し期待先行による値動きだと思いますので、衆議院選挙くらいまではじりじりと上値を切り上げてくれるものと期待しています。
海外株は、S&P500が反落し、ドル円レートもわずかながら不利な方向に動いたことで、ポートフォリオの主力VOOはかなり目減りしました。
8月の相場が良すぎたので、この程度の下落は悲しいですが仕方ありません。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。
個別株では、アマゾンが下げ止まってくれたものの、マイクロソフトやエヌビディアは下がってしまいました。
欧州株インデックス(VGK)はアメリカ以上に下がってしまいました。また新興国インデックス(VWO) もアメリカ、欧州ほどではないものの、下落しています。
東証REITインデックスは前週から続落となりました。
REIT市況は完全に天井を打ってしまった感じがします。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週はそこそこの下落となってしまいました。
今後の運用について
まず日本株ですが、前週書いた通り、良い兆しが見えています。
政局見通しが明らかになるにつれ、不透明感が払拭されて株価が上昇しているのだと思います。
やはり株価は「どうなるか分からない」状況を最も嫌うのだと実感します。
今後は総裁選の行方やそれを受けての衆議院選挙の見通しも見えてきそうなので、ここからの大きな下げは当面ないと信じています。
更に、中間決算の企業業績を素直に受け止めてくれると、一段高もありうると期待しています。
ただ、この目線だけでポートフォリオを日本株に寄せるほどの確信はまだありません。
また、日本株を増やすには米国株か国内REITを減らすくらいしか選択肢がないのですが、そこは今の方向性を中期目線で変える気がしていませんので、日本株は現状維持とします。
その米国株ですが、S&P500は少し調整が入りました。
物凄い下落局面はできれば回避してほしいところですので、この程度の下げはむしろホッとします。
多少の下落相場を経験しながらも、まだしばらくはS&P500は強い値動きが続くと見込んでいますし、大きな下落局面が来ても数カ月我慢すれば戻ると信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、まだまだ有望な運用先と考えていることと、ここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITはもう完全に頭打ちで、ボックス相場に移行した模様です。
以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第23回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)