【第236回】2025年10月10日時点の運用実績(自民党総裁選で高市総裁が選出。市場にとってはポジティブサプライズだったのか、相場は想定外の急上昇となりました。こういうときこそ長期保有の効果を痛感します。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第236回の運用実績です。

2025年10月10日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:48088.80(前週比+5.1%)
  • S&P500:6552.50(前週比マイナス2.4%)
  • ドル円レート*:1ドル=152.78円(前週比+5.12円)
  • 東証REIT指数:1919.85(前週比+0.6%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は161,080千円となりました。前週からプラス2.0%と大幅に増加しました。

今週は日経平均が前週から大幅に続伸し、48,000円を超える水準まで上昇、史上最高値を大幅に更新しました。

米国株はS&P500が前週から反落し、6,550ポイント近辺まで下落しました。

今週の為替レートは、ドルが大きく反発し、152円台後半まで急上昇しました。

東証REIT指数は、前週から反発しました。

運用全体としては、今週は米国株が低調に推移したものの、REITが順調だったことに加え、何より日本株の急上昇、また為替レートが大幅なドル高になったことで円換算でのプラス影響が大きかったことから、資産合計では運用額が増加しました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスが大幅に続伸し、TOPIXインデックスは反発となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが反発しました。

ハイテク株中心の個別株も、全ての銘柄が上昇しました。

米国以外では、今週は欧州株は続伸した一方、新興国株は反落しました。

東証REIT指数インデックスETFは、前週から反発しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、今週は日経平均株価が大幅に続伸し、一気に48,000円の大台を突破、史上最高値を更新しました。
何といっても今週は自民党総裁選での高市総裁誕生がサプライズと受け止められ、週明けから相場が急上昇となりました。
高市総裁は積極財政を打ち出していることから、国内景気改善への期待感が株高要因となっています。
ただ、10日に公明党の連立政権離脱の報道もあり、高市総裁がすんなりと首相に選出されるのか分からなくなってきました。
ということでまだまだ政治面での不安要素は残っており、まだまだ相場が荒れる可能性がありそうです。

ここから相場の反転急落も覚悟しつつ、当面は日経平均株価42,000円あたりで定着していくのではないかと見込んでいますが、長期保有目線での上昇も期待し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500は反落しました。
アメリカでは、連邦議会で予算案が可決されなかったことから、10/1より7年ぶりとなる政府閉鎖という事態に見舞われています。
この状況が意外と長引いているのも、マイナス要因となっているのでしょうか。
ただ、大きな調整というような下落幅でもありませんし、もはや今年は大きな調整もないまま、この水準で推移するのかもしれません。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、景気悪化を事前に予防する意味でも、2024年9月に0.5ポイント利下げが実施されました。
更に11月に0.25ポイント、12月FOMCで更に0.25ポイントの利下げが実施されました。
そして、順調な雇用統計を背景に、2025年1月は利下げが見送られ、2025年3月、5月、6月、7月と金利は据え置きとなりました。
そしてこの9月のFOMCで、雇用の悪化を理由に0.25ポイントの利下げが実施されました。
短期的には値動きの大きい荒れた相場となるも、中期目線では順調に推移していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、今週は反発しました。
ただ先行きとしては、日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第236回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)