Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第201回の運用実績です。
2025年2月7日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:38787.02(前週比マイナス2.0%)
- S&P500:6025.99(前週比マイナス0.2%)
- ドル円レート*:1ドル=151.72円(前週比マイナス3.09円)
- 東証REIT指数:1675.62(前週比マイナス1.7%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移

運用総額は145,508千円となりました。前週からマイナス2.0%と大幅に減少しました。
今週は日経平均が前週から大幅に続落し、38,800円を割り込む水準まで下落しました。
米国株はS&P500がわずかに続落し、6,000ポイント近辺まで下落しました。
今週の為替レートは、ドルが大幅続落となり、一気に152円を割り込む水準まで下落しました。
東証REIT指数は、前週から大幅に反落しました。
運用全体としては、今週は日本株と米国株、REIT全ての相場が低調に推移したことに加え、為替レートは大幅なドル安により円換算でのマイナス影響が大きかったことから、資産合計では運用額が大きく減少しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスは続落、TOPIXインデックスは反落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大きく反落しました。
また、ハイテク株中心の個別株も、エヌビディアを除く全ての銘柄が続落しました。
前週のDeepSeekショックの影響が一際大きかったエヌビディアは、少し反発しました。
米国以外では、今週は欧州株は反落、新興国株は続落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、前週から大きく反落しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は日経平均株価が大幅に続落し、前週に続き低調な相場となりました。
引き続き政局も不安定ですし、明るい材料が見当たらない状況では、相場に大きな期待はできそうにありません。
ここから相場の低迷も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は小幅続落となりました。
前週のDeepSeekショックから、一転反発という流れには残念ながらなりませんでした。
企業業績が次々と発表されていますが、決算が良くても「期待が高すぎて」売られるパターンが多く見受けられます。
こうなると決算はただの「売り越すきっかけ」に使われてしまっているようです。
関税をめぐるディールを中心としたトランプ大統領の動向にもまだまだ注目が集まっており、引き続き値動きの大きい相場が続くと考えています。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、景気悪化を事前に予防する意味でも、2024年9月に0.5ポイント利下げが実施されました。
更に11月に0.25ポイント、12月FOMCで更に0.25ポイントの利下げが実施されました。
そして、順調な雇用統計を背景に、2025年1月は利下げが見送られました。
引き続き、景気悪化を無事防ぐことができるかどうかが焦点となりそうです。
既に株価は完全に反転上昇しており、短期的には値動きの大きい荒れた相場となるも、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は大幅反落となりました。
先行きとしては、日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第201回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)