【第182回】2024年9月27日時点の運用実績(株式相場は引き続き好調に推移。ただ、日本株は総裁選の結果が来週への相場にマイナスとなる予感。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第182回の運用実績です。

2024年9月27日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:39829.56(前週比+5.6%)
  • S&P500:5738.17(前週比+0.6%)
  • ドル円レート*:1ドル=146.45円(前週比+4.08円)
  • 東証REIT指数:1759.79 (前週比+0.6%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は140,293千円となりました。前週からプラス3.7%と大幅に続伸しました。

今週は日経平均が前週から大幅に続伸し、39,800円を超える水準まで上昇しました。

米国株はS&P500が続伸し、前週に続き週足で最高値となり、5,700ポイントを超える水準まで上昇しました。

今週の為替レートは、ドルが続伸し、146円を超える水準まで上昇しました。

東証REIT指数は、前週からわずかに反発となりました。

運用全体としては、今週は日本株、米国株ともに好調に推移したことに加え、REITも好調に推移し、ドルの続伸による為替のプラス影響もあり、資産合計では運用額が大幅に増加しました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅続伸となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続伸となりました。

また、ハイテク株中心の個別株も、軒並み大幅続伸となりました。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに大幅に続伸しました。

東証REIT指数インデックスETFは、今週は反発しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、今週は日経平均株価が大幅続伸となりました。
急激な大幅続伸でしたが、その要因の一つが、自民党総裁選で高市早苗候補が1回目投票1位通過後で週末大引けを迎えたことでした。
その後、引け後の決選投票にて石破茂候補が逆転勝利したことから、次期総裁は石破茂氏に確定しました。
この情報はまだ相場には織り込んでいない状況ですので、週明けには石破新総裁への評価が株式相場に反映されてスタートすることになります。
石破新総裁は財政健全化や金融政策の正常化を重視しておりますので、株式相場にはマイナス影響が避けられないと考えられます。
自民党総裁選の行方に期待していましたが、残念ながら来週にはその期待は消失してしまいそうです。

ここから相場の低迷も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500は小幅続伸となり、週足での最高値水準を更新しました。
相場は引き続き勢いを維持しています。
米国内は、この先大統領選挙が終わるくらいまでは不確定要素が消えない状況になります。
米国株相場についても、しばらくは調整局面を迎えることも想定しています。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、景気悪化を事前に予防する意味でも、今月大幅利下げが実施されました。
ここからは、景気悪化を無事防ぐことができるかどうかが焦点となりそうです。
既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、わずかながら反発し、引き続き堅調な値動きとなりました。
ただ、先行きとしては、日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第182回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)