Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第163回の運用実績です。
2024年5月17日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:38787.38(前週比+1.5%)
- S&P500:5303.27(前週比+1.5%)
- ドル円レート*:1ドル=155.88円(前週比+0.21円)
- 東証REIT指数:1800.45 (前週比マイナス0.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は137,473千円となりました。前週からマイナス0.1%と、減少しました。
今週の特筆事項として、生活費捻出のためエヌビディアの株式を20株売却しました。
今週は日経平均が前週から反発し、38,800円近くまで上昇しました。
米国株はS&P500が続伸し、5,300ポイントを超える水準まで上昇しました。
今週の為替レートは、ドルが反発し、155円台後半となりました。
東証REIT指数は、前週からわずかに続落しました。
運用全体としては、今週は日本株と米国株が好調に推移し、ドルも引き続き上昇した一方、REITが下落したことに加え、エヌビディア株を一部売却した影響もあり、資産合計では運用額が減少しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週はエヌビディア株の売却の影響で、海外株の比率が減少しました。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに上昇しました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続伸となりました。
一方、ハイテク株中心の個別株はアマゾンを除き上昇となりました。
なお、エヌビディアについては、生活費捻出のため20株を売却したことから、運用額としては大幅に減少しています。
米国以外では、今週は欧州株は続伸し、新興国株は大幅反発となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週は小幅続落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は日経平均株価が上昇しました。
時期的には特にこれといった材料もないように見えるのですが、この好調な値動きの理由は何でしょうか。
米国株につれ高していること、くらいしか思い当たるところがありませんが、安定した値動きで、引き続き余裕をもって見ていられる状況が続いています。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500が順調に続伸し、最高値水準となりました。
4月に一旦の調整はあったものの、再び上昇基調となり、好調な値動きとなっています。
とは言え、良いとこ取り相場に逆戻りとも考えられ、高すぎるバリュエーションへの懸念も再燃してきそうです。
ここから大きな下落局面に入ることも想定しておこうと思います。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、株価の本格的な反転上昇が意外と早くきてしまった、という感じです。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は続落となり、不安定な相場となってきました。
日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は再び悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第163回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)