Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第148回の運用実績です。
2024年2月2日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:36158.02(前週比+1.1%)
- S&P500:4958.61(前週比+1.4%)
- ドル円レート*:1ドル=146.51円(前週比マイナス1.34円)
- 東証REIT指数:1793.81 (前週比マイナス0.9%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は122,887千円となりました。前週からプラス0.0%と、ほぼ変わらずとなりました。
今週は日経平均は反発し、36,100円台まで上昇しました。
今年に入り何度か終値で36,000円を超えていましたが、週末で36,000円を超えたのは今週が初です。
米国株は、S&P500が続伸し、4950を超え、前週に続き過去最高値を更新しました。
今週の為替レートは、ドルが続落し、146円台半ばまで下落しました。
東証REIT指数は、今週は小幅続落となりました。
運用全体としては、今週は日本株と米国株は順調に推移した一方、REITが不調で、為替レートもマイナスに動いたことにより、株式相場の上昇分を相殺し、資産合計では運用額がほとんど変動しませんでした。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反発となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFがわずかに続伸となりました。
ハイテク株中心の個別株はまちまちでしたが、アルファペットは決算内容が嫌気されたのか、大幅減となりました。
一方、エヌビディアについては、1.4%の上昇と引き続き好調に推移しました。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに反落となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週は小幅続落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、再び反発し、日経平均株価が週足の終値で36,000円を超えました。
前週まで書いていた通り、まだまだ好調を維持している、と見て取れます。
年初に見直した当面の目標水準をあっさりとクリアしてしまいました。
当面はこの水準を行ったり来たり、と予想しています。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価36,000円あたりを継続的に超えていくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、引き続き絶好調に推移し、S&P500は前週に続き過去最高値を更新しました。
昨年11月以降、週間ベースでは下がったのが年初の1回のみなのですから、それは過去最高値も不思議ではありません。
まだまだ「良いとこ取り」相場継続ということになるのでしょうか。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、株価の本格的な反転上昇が意外と早くきてしまった、という感じです。
1/31のFOMC声明で、利上げは完全に終了、年内利下げについては「匂わせた」ものの早期実施には否定的、といったニュアンスでした。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週も続落となりました。
当面の先行きとしては、マイナス金利の解除はいつなのか、が焦点となりつつあり、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第148回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)