Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第136回の運用実績です。
2023年11月10日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:32568.11(前週比+1.9%)
- S&P500:4415.24(前週比+1.3%)
- ドル円レート*:1ドル=151.04円(前週比+0.54円)
- 東証REIT指数:1813.33 (前週比マイナス1.0%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は118,646千円となりました。前週からプラス2.1%と、大幅増となりました。
今週は日経平均は前週の急反発から引き続き上昇し、32,500円を超える水準まで上がりました。
米国株は、S&P500がこちらも前週の急反発から引き続き上昇となりました。
今週の為替レートは、前週から更にドル高円安に動き、とうとう151円までドルが上昇しました。
今年に入ってから為替レートに随分助けられていますが、この水準がいつまで続いてくれるのか、ますます怖くなってきました。
東証REIT指数は、今週は続落となりました。
運用全体としては、今週は国内REITがマイナスとなったものの、米国株、日本株がプラスとなったことに加え、為替レートもプラス方向に動いたことから、資産合計では運用額が大幅に増加しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFがわずかですが続伸となりました。
また、ハイテク株中心の個別株は、全ての銘柄が大幅続伸となりました。
特にエヌビディアは前週から10%を超える上昇幅となりました。
米国以外では、今週は欧州株がほぼ変わらず、新興国株は反落となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週は続落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、前週の急回復の後、どうなるかと思いましたが、思いのほか好調に続伸してくれました。
国内の長期金利の上昇トレンドは変わらないと思いますが、米国長期金利の上昇が一服していることが日本株にもプラスに働いているのでしょうか。
決算発表も一巡し、ここからどんな材料に反応するのか、期待とともに見守ります。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価34,000円あたりを継続的に超えていくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、前週の急回復から、こちらも続伸となりました。
引き続き、当面の相場の争点はインフレ懸念とFRBの金利政策の動向にかかっていると思います。
そろそろインフレ傾向も落ち着き、金利上昇も打ち止めかという雰囲気も出てくるのではないかと期待していますが、やっとその気配が見えてきたでしょうか。
もちろん油断は禁物ですが。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は続落となりました。
やはり、当面の先行きとしては、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「修正」を受けて、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第136回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)