【第134回】2023年10月27日時点の運用実績(前週に続く大幅下落で大ダメージ。年末相場は期待できない雰囲気も、決算発表を受けた株価上昇に望みを託す。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第134回の運用実績です。

2023年10月27日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:30991.69(前週比マイナス0.9%)
  • S&P500:4117.37(前週比マイナス2.5%)
  • ドル円レート*:1ドル=150.22円(前週比+0.30円)
  • 東証REIT指数:1844.94 (前週比+1.2%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は110,954千円となりました。前週からマイナス2.4%と、大幅減となりました。

今週は日経平均は続落となり、31,000円を割り込んでしまいました。

米国株は、S&P500が大幅続落となってしまいました。

今週の為替レートは、前週から更にドル高円安に動き、とうとう150円を超える水準までドルが上昇しました。

東証REIT指数は、今週はわずかに反発しました。

運用全体としては、今週は国内REITと為替レートはプラス方向に動いたものの、米国株、日本株が大幅続落となったことから、資産合計では大幅減の運用額となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスが大幅続落となった一方、TOPIXインデックスは小幅反発となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続落となりました。

また、ハイテク株中心の個別株も、全ての銘柄が大幅下落となりました。
特にアルファベットは前週から10%を超える下落幅となってしまいました。

米国以外では、今週は欧州株が大幅続落、新興国株も小幅ながら続落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、今週は反発となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週の大幅反落から、続落となってしまいました。
やはり長期金利の上昇トレンドが変わらない限り、この水準から大きく反転上昇することはなさそうです。

ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価34,000円あたりを継続的に超えていくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、今週は前週に続く大幅下落となってしまいました。
引き続き、当面の相場の争点はインフレ懸念とFRBの金利政策の動向にかかっていると思います。
そろそろインフレ傾向も落ち着き、金利上昇も打ち止めかという雰囲気も出てくるのではないかと期待していたのですが、全く期待外れです。
ここから年末に向けては株価が上昇する季節ではありますが、全く期待できない雰囲気になってきました。
あとは決算発表を受けてどれだけ株価が上昇するかに望みを託すしかありません。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、今週は不思議と反発してくれました。
とは言え、当面の先行きとしては、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「修正」を受けて、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第134回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)