Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第112回の運用実績です。
2023年5月26日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:30916.31(前週比+0.4%)
- S&P500:4205.45(前週比+0.3%)
- ドル円レート*:1ドル=139.76円(前週比+1.31円)
- 東証REIT指数:1849.56 (前週比マイナス1.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は106,100千円となりました。前週からプラス2.7%と、大幅に増加しました。
今週は日経平均は小幅続伸となりました。
週足では7週連続の上昇で、とうとう3万円を大幅に超える30,900円水準を維持しています。
米国株は、S&P500が小幅続伸となりました。
5月前半の低迷を取り戻す値動きになってきました。
今週の為替レートは、ドル高が続伸しました。
東証REIT指数は、前週ようやく小幅反発したものの、またもや反落してしまいました。
運用全体としては、今週はREIT以外は好調な値動きだったことと、特筆すべき個別株の大幅上昇の影響から、好調な運用状況となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックスは小幅続伸となった一方、TOPIXインデックスは反落しました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが小幅続伸となりました。
今週は引き続きドル高による上昇影響も大きくなっています。
一方、ハイテク株中心の個別株は値動きがまちまちでした。
その中で、エヌビディアは決算内容を好感した買いが入ったことから、想定外の大幅上昇となりました。
米国以外では、今週は欧州株は反落した一方、新興国株は小幅続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、分配金を追加投資に充てたことで、保有高が増加しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、引き続き強い相場で続伸し、日経平均株価が30,900円を超える水準となりました。
引き続き、予想外の続伸で絶好調です。
結局、予想なんて当たった試しがありません。
そして、これだけ上がっても、結局この強い値動きの材料は一体何なのか、よく分からないままです。
いずれにしても、予想なんて当たらないのだから、長期的な上昇を信じて、決して相場から降りない、というのが結局は正解なのだということでしょうか。
ただ、これらは市場の「良いとこ取り」じゃないのかな、という疑問は引き続きあります。
ここから反落の覚悟もしつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価3万円を継続的に超えた水準に落ち着く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週は小幅ながら続伸しました。
金融株に対する不安再燃は後退し、結局インフレ懸念とFRBの金利政策に争点が戻ってきた感があります。
市場は「もう一段の金利上昇」を織り込んでくる気配もあり、当面は上値の重い展開も想定すべきでしょう。
それにしてもこのテーマからなかなか離れられないですね。
また米国政府の債務上限問題ですが、こちらはやはり想定通りの直前回避となりそうです。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
ただ、今回爆発したエヌビディアを含め、やはり個別株はギャンブル要素が大きいことを強く認識しました。
今後の生活費の取り崩しに向けて、やはり個別株から優先的に売却していこうと、気持ちを新たにした次第です。
国内REITは、今週は反落となりました。
ここ数週間は値動きが落ち着いていたので、少し心配ですが、まあここからの大きな下げはないでしょう。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第112回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)