【第104回】2023年3月31日時点の運用実績(金融システム不安の回避から株価は大幅回復。本格的な反転上昇につながるか?)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第104回の運用実績です。

2023年3月31日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:28041.48(前週比+2.4%)
  • S&P500:4109.31(前週比+3.5%)
  • ドル円レート*:1ドル=133.07円(前週比+2.93円)
  • 東証REIT指数:1785.77 (前週比+1.4%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は94,921千円となりました。前週からプラス4.5%と、大幅に反発しました。

今週は日経平均は大幅続伸となりました。
水準としては28,000円を回復し、シリコンバレー銀行の破綻による下落前の水準まで戻りました。

米国株は、S&P500が前週に続き大きく続伸しました。
金融システム不安を一旦は払拭した模様で、市場は金利上昇に歯止めがかかるところまで織り込み始めたようです。

今週の為替レートは、前週から一転し、大幅なドル高円安が進みました。
米国の金融不安が回避されたことから、ドルの買い直しが進んだようです。

東証REIT指数は5週ぶりの反発となりました。

運用全体としては、今週は日本株、米国株の続伸に加え、ドル高の影響で米国株の円換算額がかさ上げされたこともあり、好調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスは小幅反発、TOPIXインデックスは大幅反発となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFは大幅反発となりました。
株高とドル高の相乗効果で大きく上昇しました。

一方、ハイテク株はほとんどの銘柄で上昇しましたが、アルファベットだけが大幅反落となりました。

米国以外では、今週は欧州株は、新興国株ともに大幅上昇となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、大幅続伸で日経平均株価は28,000円まで回復しました。
前週の下げ止まりから、ここまで急回復するとは思っていませんでした。
期待以上の上昇で、もちろんありがたいことですが、上がる理由が相変わらずよく分かっていません。
個人的な日本株の方向感は、引き続き「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージです。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
ただ、2023年の生活費のための現金化に向けて、米国株よりも先に日本株から取り崩していくことを検討します。

次に米国株ですが、シリコンバレー銀行破綻から始まった金融システム不安は、完全に消えてなくなったと言わんばかりの値動きとなりました。
これだけ上昇するということは、金融システム不安もなくなり、また長期金利もこれ以上の上昇はないと市場が判断しているのでしょうか。
うーん、ちょっと良いとこ取り過ぎる気がするのですが。。
そろそろインフレ鎮静化後の相場に移行しつつあるのかもしれません。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、昨年末に「当面は浮上することはないでしょう」と書きましたが、ようやく一旦下げ止まりというところでしょうか。
あれだけ下げ続ければ、買いたくなる人もいるような気がするのですが。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第104回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)