【第103回】2023年3月24日時点の運用実績(米国の金融システム不安は一旦回避された模様。果たして、4月に向けて株価は順調に上昇してくれるでしょうか。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第103回の運用実績です。

2023年3月24日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:27385.25(前週比+0.2%)
  • S&P500:3970.99 (前週比+1.4%)
  • ドル円レート*:1ドル=130.14円(前週比マイナス2.88円)
  • 東証REIT指数:1761.20 (前週比マイナス0.4%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は90,837千円となりました。前週からマイナス0.6%と、小幅続落となってしまいました。

今週は日経平均はわずかですが反発しました。
前週の急落からすると物足りないレベルですが、下げトレンドには歯止めがかかったようです。
とはいえ、まだまだ金融システム不安がくすぶっている状況で、安心はできません。

米国株は、S&P500が大きく続伸しました。
金融システム不安からの株価急落については、米国政府が預金者保護を一早く発表したことを受けてか、落ち着きを取り戻しつつあるようです。
もちろん、これで一件落着とはいかず、他行に波及しないかどうかはまだまだ安心はできそうにありません。

今週の為替レートは、前週に続き大幅な円高ドル安が進みました。
米国の金融不安を受けてドル回避の動きが強まったということでしょうか。

東証REIT指数は今週も続落と、冴えない相場が続いています。

運用全体としては、今週は米国株の続伸はあったものの、REITの不振に加え、ドル安の影響で米国株の上昇が相殺されてしまい、不調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスは小幅反発、TOPIXインデックスは小幅続落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFは大幅続落となりました。
やはり為替がドル安に動いた影響が大きかったようです。

一方、ハイテク株はまちまちでしたが、アルファベットとエヌビディアが大幅続伸となりました。

米国以外では、今週は欧州株は小幅続落、新興国株はわずかに反発しました。

東証REIT指数インデックスETFは、小幅反発となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週の急落から下げ止まり、わずかに反発しました。
もっと下げ続けるのかと心配していたところですので、むしろこの水準で下げ止まってくれるならまあありがたいと受け止めています。
結局、前週までの日本株の好調→急落の値動き自体、どういう材料でこの動きにつながっているのか、ずっとしっくりこないままでした。
この株価水準が妥当なところではないでしょうか。
ということで、個人的な日本株の方向感は、引き続き「当分上昇基調にはならない、当分とはいつまでか分からないが、最低でも今後1年はかかるだろう」というイメージです。

それでも長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
ただ、2023年の生活費のための現金化に向けて、米国株よりも先に日本株から取り崩していくことを検討します。

次に米国株ですが、シリコンバレー銀行破綻という衝撃的なニュースから、ここへきて平静を取り戻したようです。
アメリカ政府が預金者保護の姿勢を一早く打ち出したことが大きかったのではないでしょうか。
あとは金融システム不安が連鎖しないよう、祈るのみです。
ということで、インフレ鎮静化後の相場に移行するのは、まだまだ先の話になりそうです。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、昨年末に「当面は浮上することはないでしょう」と書きましたが、本当にまるで復調の気配がなく、底なしといった様相です。
やはりREITを取り巻く環境は、金利上昇局面を否定できない状況では厳しさが続くと思います。
それにしても、どこまで下げれば気が済むのでしょうか。。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第103回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)