Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第60回の運用実績です。
2022年5月27日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26781.68 (前週比+0.2%)
- S&P500:4158.24 (前週比+6.6%)
- ドル円レート*:1ドル=126.80円(前週比▲1.01円)
- 東証REIT指数:1988.34 (前週比+0.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は89,485千円となりました。前週からプラス3.8%と、久しぶりに大幅回復となりました。
今週は日経平均は小幅続伸にとどまり、相変わらず27000円に届かない低調ぶりが続いています。
本格的な反発には程遠い状況です。
一方、S&P500はようやくの大反発で、4150ポイントを超えることろまで回復しました。
久々の良い兆しです。
また、ドル円レートは円高方向が続いており、126円台後半まで円が戻してきました。
ドル建て資産を保有する身としては、そろそろ円高への反動は止まってほしいところです。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は小幅続伸となりました。
不動産市場は少し安定してきたでしょうか。
運用全体としては、ドルの戻り安によるドル資産の目減り効果はあったものの、米国株式市場の反発の影響が大きく、久しぶりに大幅に回復してくれました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅続伸にとどまりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが久々の大幅反発となりました。
個別株はアルファベットだけがマイナスとなりましたが、それ以外の銘柄は全て反発しています。
また、今週は欧州株、新興国株ともに大き目の続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅反発となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は何故か大幅反発となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
今週は、つかの間ですが忍耐が報われる相場となりました。
ここまで下がってしまうと、多少上がったくらいでは昨年の運用成績水準には戻りませんが、少し上がるだけでも憂鬱な気分が和らぐというのは、不思議なものです。
さて、日本株は、5月の決算発表を受けて大幅に下げた後、低空飛行が続いています。
岸田首相から「資産所得倍増」といった発言が飛び出すなど、政局からの明るいニュースの兆しはあるものの、日本市場は今のところあまり反応していません。
日本株もこの辺りが当面の下値かなーと楽観していますが、果たしてどうなるでしょうか。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、ようやく、ようやくです。
米国の投資家が、マネックス証券のチーフ・ストラテジストの広木隆さんの「米国株の調整は終了」という力強いレポートを読んだのだろうと思われます。
問題は、ここから強烈な反動でもう一段下値を掘るようなことにならないかどうか、でしょう。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、そろそろ反転するだろうという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、値動きが落ち着いたようです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第60回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)