Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第50回の運用実績です。
2022年3月18日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26827.43 (前週比+6.6%)
- S&P500:4463.09 (前週比+6.2%)
- ドル円レート*:1ドル=118.79円(前週比+2.04円)
- 東証REIT指数:1931.25 (前週比+3.0%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は91,739千円となりました。前週からプラス7.0%と大幅に反発しました。
今週は日経平均、S&P500など株式相場が大反発となりました。
一週間でこれだけ暴騰することもあるんですね。
短期的な相場の値動きを見ながら売買を繰り返す手法では、今週のような暴騰をタイミング良くつかめるのかどうか、私は全く自信がありません。
やはり下げ相場でも悶えながら辛抱して持ち続けるのが、私には正解のようです。
さて、ロシアのウクライナ侵攻は引き続き出口が見えない状況が続いており、明るい見通しは全くありません。
それでもこれだけ株価が反発したのは、一つには原油価格が落ち着いてきたことが材料視されています。
原油価格はインフレへの影響が大きいので、インフレ懸念が後退するのでは、という楽観的な見方が出てきたのでしょうか。
ドル円レートは一段と円安が進みました。
おかげさまで、ドル建て資産を保有する身としては、円換算額としてはプラスの方向に働きました。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は反発となりました。
不動産は金利の動向に右往左往しているようです。
運用全体としては、主要関連指数が急反発したことで、今週は強烈な回復を果たす一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに急反発となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFをはじめ、全ての銘柄で大幅上昇となりました。
特に個別ハイテク株は、エヌビディアとアマゾンが目立って急回復しています。
また今週は欧州株が大幅続伸しました。
前々週までの強烈な下落分をかなり取り戻してくれたというところです。
また新興国株も反発しました。
東証REIT指数インデックスETFは、大幅反発となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は大幅続伸となりました。
これはドル高による円換算額のかさ上げにすぎず、全く安心感はありません。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、絶賛継続中です。
そして、今週は忍耐が報われる運用実績となりました。
前週に、「もはや忍耐力に頼るのも限度があり、むしろ投資していることをすっかり忘れるくらいの忘却力が問われている」と書きました。
もちろん忘却できるほど強いメンタルを持っているわけではありませんので、むしろ「数カ月は諦めるしかない」と自分に言い聞かせていたところです。
そんなところに、突然の株価暴騰がやってきました。
もうずっと繰り返し書いていますが、株価下落中の何とも嫌な気分は、表現しようもない不愉快なものです。
これに耐えないと、資産運用は上手くいかないものだと自分に言い聞かせるしかありません。
そして、いつか世の中は上向きになると信じるしかありません。
というところで、今週は少し上向きになってくれました。
さて、日本株は、前週までの悪い雰囲気が一転して反発しています。
とはいえ、企業業績がそれほど悪化しないことが確認されたわけでもなく、需給要因以外の上昇材料は原油価格の下落くらいしか見当たりません。
まだまだ反落低迷の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は一旦底値を脱したかのように見えます。
やはり、回復するときは急回復を果たすのが米国株の特徴です。
こうなると保有し続けていたのは正解だと思います。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、消去法的に現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、上げ下げを繰り返すものの、短期的には下抜けも上抜けもしない相場になっています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第50回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)