【第48回】2022年3月4日時点の運用実績(原発を攻撃するのはやめて下さい。。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。

では第48回の運用実績です。

2022年3月4日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:25985.47 (前週比▲1.9%)
  • S&P500:4328.87 (前週比▲1.3%)
  • ドル円レート*:1ドル=115.47円(前週比+0.20円)
  • 東証REIT指数:1890.10 (前週比+1.5%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は87,128千円となりました。前週からマイナス0.7%と続落しました。

今週は日経平均、S&P500など株式相場は世界的に大きく下落しました。

ロシアがウクライナの原発を攻撃するという、全く想定外の出来事に、株式相場は大きく反応しました。
もはや戦争のリスクを超えて、欧州全土に及ぶ放射能汚染へのリスクを株式相場が織り込もうとしています。
しかしながら、こういったことが実際に起これば、生活環境にどれだけの影響が出るのか全く予測がつかず、不確実性はどんどん高まっています。
不確実なものを相場が織り込む展開では、底が見えない暴落を覚悟しなければいけない、という状況に突入しているようです。

前週も書いた通り、株式相場にとっては、「どうなるか分からない不安」の方が、「起こってしまった不都合な事実」よりもむしろ悪材料なのだ、ということなのでしょう。
そして今週は、「紛争突入という過去の事実」から、「予測のつかない放射能汚染への不安」という悪材料に相場が翻弄されています。

ドル円レートはほぼ前週から目立った動きがなく、不思議と安定して推移しています。

一方、ここにきて東証REIT指数は反転上昇しました。
おそらく長期金利が下がり始めたことに反応しているのだと思います。

運用全体としては、株式相場の不振に引きずられ、今週も不調の一週間となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに順調に続落しております。

海外株は、S&P500インデックスETFは小幅の反落となりました。
また個別ハイテク株はまちまちな値動きとなりましたが、アマゾンは大きく下落しました。

今週は欧州株の大幅下落が目を引きます。
ウクライナでの放射能汚染の可能性が出てきたとなると、この下落も仕方ありません。
また新興国株も大幅続落となり、厳しい展開が続いています。

東証REIT指数インデックスETFは、そこそこ反発してくれました。
国内REITは厳しい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は大幅続落となりました。
このETFは、デフォルトの可能性が指摘されているロシアの国債を含んでいるため、どうにも致し方ありません。

今後の運用について

2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、絶賛継続中です。
それにしても、原発を攻撃するのはだめでしょう。
ヨーロッパにおける地理的な影響の度合いは全く予測ができなくなってきています。
軍事侵攻の域を超えているとしか思えません。
こんな理由で株式相場が暴落しても、逃れようがありません。

ここ数回の記事で繰り返し書いていますが、株価下落中の何とも嫌な気分は、表現しようもない不愉快なものです。
これに耐えないと、資産運用は上手くいかないものだと自分に言い聞かせるしかありません。
そして、いつか世の中は上向きになると信じるしかありません。

さて、日本株は、再び下落一直線といったムードです。
原油、小麦、レアメタルといった輸入物価の上昇を受けた「悪いインフレ」がどれほどのスピードで進んでいくのか、市場は戦々恐々としています。

どれだけ影響が長引くか分かりませんが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500はボックス相場から下抜けしそうです。
ただ、ここまで我慢して一旦現金化するのもダメ戦略な気もしますし、かと言って他に良い運用先があれば別ですが、米国株以外の有望な運用先は今のところ見当たりません。
それに、回復するときは急回復を果たすのも米国株の特徴です。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、消去法的に現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、少し上昇したものの、引き続き冴えない相場展開が続いています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第48回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)