Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第43回の運用実績です。
2022年1月28日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26717.34 (前週比▲2.9%)
- S&P500:4431.85 (前週比+0.8%)
- ドル円レート*:1ドル=115.39円(前週比+1.52円)
- 東証REIT指数:1940.95 (前週比+3.2%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は88,192千円となりました。前週からプラス0.1%とわずかに増加しました。
何に感謝すれば良いのかサッパリ分かりませんが、一旦下げ止まってくれただけで感謝です。
今週はS&P500が4週ぶりに下げ止まり、持ち直してくれました。
前週がマイナス5.7%というとてつもない下げ幅で、これ以上の下げは精神的に厳しいところだったので、助かりました。
また、ドル円レートが大きくドル高円安に動き、ドル資産の円換算額にプラス影響だったのも、有利に働きました。
一方、日経平均株価は4週連続の下落で、しかも下げ幅が毎週拡大していくという、地獄の無限ループに突入しています。
私はこれ以上買う余力がないのですが、相場を見て売り買いを繰り返すタイプの投資家にとっては、「そろそろ底か」と思って手を出して痛い目に合っている方も多いのではないでしょうか。
東証REIT指数は4週ぶりに反発しました。
前週がマイナス5.7%というとてつもない下げ幅でしたので、まだまだ回復には程遠いですが、精神的に一息つくことができました。
運用全体としては、前週の「ブログ開始以降で最も運用資産金額が目減りした、最悪の一週間」から脱却し、一安心の一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに下げ止まることなく、大幅続落となりました。
海外株は、上がっている銘柄が極めて少ない中、主力のS&P500インデックスETFが何とか持ち直してくれました。
金額規模が最も大きい銘柄がプラスに転じたことで、他の銘柄のマイナスをカバーしている格好です。
それにしても、エヌビディアについては無残な下落ぶりで、見る影もありません。
今週は欧州株、新興国株ともに続落しました。
東証REIT指数インデックスETFは、大幅反発となりました。
まあ、前週の落ち込みを取り戻すまでは回復していませんが。
国内REIT相場は下げ続きの厳しい相場になってしまいましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は続伸しました。
今後の運用について
2022年に入ってから、引き続き忍耐力が試される相場となっています。
特に、大きな下落の後は、多少の戻りで弱気の芽が出てしまい、一旦手仕舞い売りに走ってしまいがちです。
ここは回復相場に乗り遅れないためにも、じっと我慢で保有を続けるのが得策だと考えています。
さて、日本株は、米国株の回復に反し、さらにズルズルと下がっています。
海外投資家から見て、日本株は「上がり目のない割安株」と認識されているのではないでしょうか。
どうも回復期待が持てなくて不安です。
日経平均株価が27000円を割り込んだことで、既に高値から「1割を超える下げ」を果たし、これ以上の下げは本当に耐え難いものがあります。
ただ、長い目で見れば、年内のどこかのタイミングで、再び日経平均株価3万円を目指すだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500がやっと下げ止まり、ここからは上げ下げのボックス相場がしばらく続くと予想しています。
ボックス相場なら精神的に耐えることができそうですし、米国株以外の有望な運用先は今のところ見当たりません。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、消去法的に現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、一方的な下げ相場がようやく一段落しました。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第43回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)