Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の一例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第18回の運用実績です。
2021年8月6日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27820.04 (前週比+2.0%)
- S&P500:4436.52 (前週比+0.9%)
- ドル円レート*:1ドル=109.85円(前週比+0.29円)
- 東証REIT指数:2151.28 (前週比▲0.4%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は84,262千円となりました。前週から+1.0%と順調に推移しました。
S&P500が+0.9%と前週から反発し、再び最高値を更新するという好調ぶりが続いています。
更にドル円レートも久しぶりに有利な方向に動きました。
日経平均株価はようやく反発しました。ここまで下がり続けていますので、多少反発したものの、28,000円台まで回復したわけでもなく、まだまだ低水準というところです。
一方で、今週は東証REIT指数が反落しました。
運用全体としては、主力のS&P500の好調さに支えられ、順調な1週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反発しました。
ただ、日経平均はずっと下落基調でしたので、これくらいの反発では底入れ感はありません。
むしろ、第1四半期決算も前半戦が終了し、好調な企業業績が明らかになっている中で、「期待したほどではない」と投資家に判断されているのか、株価が下落する銘柄も多く見られます。
企業業績にも反応が鈍いとなると、やはりコロナ感染状況と政局に先行きが見えてこない限り、日本株は上昇しないのかもしれません。
とは言え、8月は相場が閑散とする時期ですし、「閑散に売り無し」という相場格言もあるようで、ここから更に株価が掘り下げることもないのではないか、と期待しています。
海外株は、ドル円レートが有利に動いてくれたことも手伝って、ポートフォリオの主力VOOをはじめ、ほとんどの銘柄が反発してくれました。
S&P500 はさすがにここまで急ピッチだった上昇トレンドは緩やかになってきましたが、まだ上昇基調のようです。
いずれ下がるにしても、含み益が消失するレベルまで下がるのは悲しすぎるので、上がる局面ではとことん上がってほしいところです。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。今週は値を下げたタイミングで多めに買い進みました。
個別株ではアマゾンだけが急反落しました。
先行きの見通しを弱気に発表したことに対する失望売りのようです。
やはり米国株は先行きの期待感先行で買われてきたというのが、ここ数カ月の傾向なのでしょう。
今後は業績好調でも「期待外れ」と判断された銘柄から、売り基調に反転してしまうのかもしれません。
欧州株インデックス(VGK) 、新興国インデックス(VWO) ともに今週は順調に推移しました。
中国株も一旦は落ち着いてくれたようです。
国内REITは前週の反発から、今週はまたまた反落しました。REIT市況は一進一退の状況となってきています。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週もわずかな下げとなりました。
今後の運用について
S&P500は反発し、高値圏で推移しています。
近いうちにテーパリングや金利上昇を織り込みに行く過程で、大きな下落局面があることは覚悟していますが、今後5年間くらいの期間で見れば、米国株はまだまだ上昇基調だろうと見込んでいます。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、他に有望な運用先が見当たらないことと、まだ下方リスクに耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
米国個別株の4銘柄はここのところ値動きが激しく、ギャンブル感が強くなっています。
今週はアマゾンが酷い下げに見舞われましたが、エヌビディアの躍進に助けられています。
ギャンブル続行は資産運用としてはダメな選択なのだろうと分かっているのですが、ギャンブルには言い知れぬ魔力があります。
次に日本株ですが、やっと反発してくれました。
ただ、日経平均株価は年初の水準まで下がっていましたので、こんなものでは満足できません。
それでも、いつどんなきっかけで反転上昇するか分からないのが株式相場です。
ポートフォリオとしては1割程度ですが、引き続き保有していきます。
国内REITは完全に息切れといった気配です。
以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第18回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)