Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の一例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第16回の運用実績です。
2021年7月23日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27548.00 (前週比▲1.6%)
- S&P500:4411.80 (前週比+2.0%)
- ドル円レート*:1ドル=109.92円(前週比▲0.09円)
- 東証REIT指数:2145.08 (前週比▲1.5%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は82,970千円となりました。前週から+0.2%とわずかですが反発しました。
S&P500が+2.0%と再び勢いを取り戻し、最高値を更新しました。
ドル円レートは110円を割り込み不利な方向に動きましたが、海外株はなんとか円換算でもプラスになりました。
日経平均株価と東証REIT指数は木曜日と金曜日が連休となったことで実質3日間の週となりましたが、ずるずると下げてしまいました。
イベントとしては東京オリンピック開幕直前という日程でしたが、株価的には冴えない展開が続いています。
運用全体としては、日本株とREITのマイナス分を海外株がなんとかカバーしてくれた一週間でした。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日経平均インデックスは▲1.7%と大きな下落に見舞われました。4月以降の最低水準に沈みこんでしまいました。
週末4連休を控えて実質3日間の週でしたが、それにしても低調な相場が続いています。しかも上がらない相場が続いていたところ、この数週間はむしろ下げが止まりません。
米国株の値動きと真逆になってしまっています。
ポートフォリオの主力VOOは反発しました。そこそこ大きな反発だったので、運用資産全体を押し上げてくれました。
S&P500は前週わずかに下げたものの、再び高値更新ペースに戻り、好調を維持しています。
「当面はここからの上昇は望めない」と思っていたので、米国株の相場の強さに感心しています。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。
個別株は総じて下げてしまいました。来週に決算を発表する銘柄が多いので、そこで大きな値動きがあるかもしれません。
上か下かは分かりませんが。
欧州株インデックス(VGK)は前週の下落から一転して反発しました。
欧州株も落ち着かない動きになっているようです。
一方、新興国インデックス(VWO)は前週下げ止まったかと思いきや、今週はまたしても大幅な下げに見舞われました。
中国株は、中国政府の規制が厳しくなるとの観測から、下落傾向です。
こういった「今後どうなるか分からない」という不安を株式相場は一番嫌うので、当面は下落が続く覚悟が必要そうです。
国内REITは大幅な下げに見舞われました。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしていますが、やはりこのレベルの下げは悲しいものがあります。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週も値崩れすることなく維持しています。
少しは分散効果が発揮されたというところです。
今後の運用について
S&P500は前週に久々の反落となったものの、再び最高値をつける強気相場に戻りました。
いつまで続くのやら、と呆れるくらい強い相場が続いています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、もう100%米国株で良いのではないかと思ってしまいます。
あと1年くらいは上がり続けるのではないかと考えつつありますが、こんなド素人の予測など当たるはずもありませんので、分散投資を継続し、配分比率もそのまま維持しようと思います。
次に日本株ですが、毎週書いている通り、本当に冴えない展開が長く続いています。
しかも、上がらないどころか、まだ下がるのか、という展開になっています。
もう来週以降は第1四半期決算発表の時期になります。問題はそこからの反転があるかどうかですが、どうやらそこに向かうまでの流れがあまりにも悪すぎます。
東京オリンピックも始まっていますが、大反発の予感は全くありません。
日本株の先行きについては、専門家のトーンも下がってきているように見受けられます。
日本株については不安が募るばかりです。
国内REITはここにきて息切れというところでしょうか。以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第16回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)