Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の一例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第15回の運用実績です。
2021年7月16日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28003.08 (前週比+0.2%)
- S&P500:4327.16 (前週比▲1.0%)
- ドル円レート*:1ドル=110.01円(前週比▲0.03円)
- 東証REIT指数:2177.76 (前週比+0.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は82,832千円となりました。前週から▲0.6%と続落しました。S&P500が▲1.0%と4週ぶりのマイナスとなったことで、低調な運用実績となりました。ドル円レートはほぼ変わらず、日経平均株価と東証REIT指数は微増となりましたが、S&P500の下落影響の方が大きいポートフォリオですので、仕方ないところです。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日経平均インデックスは+0.1%と微増でした。前週比では微増ですが、4月以降最も低水準に沈んだままというのが実情です。
前週に「市場では週末にETFの分配金捻出のための売りが8000億円~9000億円あった」という解説がありましたが、今週にその反発があったかというと結局落ち込んだままです。
日本株が低調なのは、そういう短期需要の影響というレベルの問題ではなさそうです。
ポートフォリオの主力VOOは続落しました。前週はドル円レートの影響での円換算額の目減りが要因の下げでしたが、今週はS&P500指数が下落した影響によるマイナスです。
S&P500は高値更新が続く状況でしたので、多少の調整があったほうがむしろ健全だと思うことにします。
ドル円レートも一旦は円安傾向が止まったようですし、当面はここからの上昇は望めないかもしれません。
まずはここまで上がり続けてくれたことに感謝です。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。今週も下がったタイミングで多めに買い進みました。
個別株はまちまちの動きですが、エヌビディアが前週に続き下げが止まりません。
やはりこれまでの上昇が行き過ぎだったのでしょう。
前週に乗り換えた欧州株インデックス(VGK)が不調です。
欧州市場は米国以上に下落したようで、なかなか厳しい状況です。
新興国インデックス(VWO)は前週に大幅な下げに見舞われ、今週も反発することなく推移しています。
国内REITはいずれも微増となりました。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は株式市場の低調ぶりに対し、わずかに反発しました。
少しは分散効果が発揮されたというところです。
今後の運用について
S&P500は久々の反落となりました。ただ、ここまでバブルを疑うような上昇が続いていました。
大暴落に見舞われるよりは、このレベルの下落を挟みながら、上げ下げを繰り返しつつ長期的に上がっていく方が健全だと考えます。
そして、今はその流れの中にあると信じて、当面は米国株主力のポートフォリオを維持していく予定です。
仮に暴落が来たとしても、前週に書いたように身を委ねる方針でいくつもりです。
一方で、このタイミングで米国株比率を増やす勇気はありませんので、当面はポートフォリオにおける米国株比率は変えないつもりです。
次に日本株ですが、本当に冴えない展開が長く続いています。
そろそろ第1四半期決算発表の時期が近づいてきました。問題はそこからの反転があるかどうかですが、どうやらそこに向かうまでの流れが悪すぎます。
大反発が待っているのか、それとも何ら反応することなくずるずると総選挙まで引きずるのでしょうか。
あるいは決算自体が期待するほど良くない可能性さえあります。
日本株については不安が募るばかりです。
なお、前週に「日経平均ETFで本当に良いのか、真面目に検証した方が良いかもしれない」と書きましたが、これについては検証した記事を書きました。
そして、結果として他の指数も調べた方が良さそうだ、という結論に至っています。もしかすると日本株の保有銘柄を見直すかもしれません。
国内REITは引き続き順調な値動きです。以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第15回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)