Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の一例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第19回の運用実績です。
2021年8月13日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27977.15 (前週比+0.6%)
- S&P500:4468.00 (前週比+0.7%)
- ドル円レート*:1ドル=110.43円(前週比+0.58円)
- 東証REIT指数:2140.50 (前週比▲0.5%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は84,971千円となりました。前週から+0.8%と順調に推移しました。
今週もS&P500が+0.7%と続伸し、またもや最高値を更新するという好調ぶりが続いています。
更にドル円レートも前週に続き有利な方向に動きました。
日経平均株価も久々の続伸です。
それでも28,000円台までは届かずに週末を終え、まだまだ低水準というところです。
一方で、東証REIT指数は続落し、完全に頭打ちしています。
運用全体としては、主力のS&P500が引き続き好調だったことから、順調な1週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに続伸となりました。
ようやく底入れ感が見えてきたのでしょうか。
しかしながら、デルタ変異株の強力な感染力により新型コロナの新規感染数が増加する一方ですし、菅内閣の支持率も朝日新聞やNHK調査ではいよいよ30%を下回るという状況のようです。
これだけ先行きが見通せない状況では、不透明感を最も嫌がる株価の上昇は期待できそうにありません。
第1四半期決算で企業業績が好調だったことが、ほとんどスルーされている状況です。
本格的な上昇局面への転換はまだまだ先になりそうです。
海外株は、S&P500が引き続き好調なことと、ドル円レートが前週に続き有利に動いてくれたことから、ポートフォリオの主力VOOが順調に推移しました。
ここまで上昇してくれると、多少の下げ局面がきても我慢できるレベルになってきたような安心感があります。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。
個別株ではアマゾンとエヌビディアが下げています。
特にアマゾンは前週から続落の憂き目にあっています。
業績見通しがそれほど良くないと判断されているようです。こういう展開になると、再上昇は当分先になってしまいそうです。
欧州株インデックス(VGK) 、新興国インデックス(VWO) ともに引き続き順調に推移しています。
東証REITインデックスは前週から続落となりましたが、野村マスターファンドは復調しました。REIT市況は一進一退の状況となっています。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週はドル円レートの影響で上昇しました。
今後の運用について
S&P500は続伸し、最高値更新を続けています。
近いうちにテーパリングや金利上昇を織り込みに行く過程で、大きな下落局面があることは覚悟していますが、もはやその心配も不要なのかと思うくらい順調な推移です。
こういう展開では売り抜けるのも機会損失になりそうですし、暴落したとしても1年前後我慢すればしっかり戻してくれそうな期待があります。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、他に有望な運用先が見当たらないことと、ここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
米国個別株の4銘柄は相変わらず値動きが激しく、ギャンブル感が強くなっています。
今週はアマゾンとエヌビディアの下げが痛かったです。
個別株ギャンブルから足を洗うべきなのか、真面目に検討すべきなのでしょうが、なかなか手放せそうにありません。
次に日本株ですが、久しぶりの続伸となり、下げ止まったかもしれません。
もちろん、反転上昇と呼べるレベルにはまだまだ足りません。
しかしながら、業績改善による利益見通しが上昇していることで、割安感が出ているのも事実。
数カ月我慢すれば、着実に上昇してくるだろうと淡い期待をしています。
ポートフォリオとしては1割程度ですが、引き続き保有していきます。
国内REITは横ばい基調で推移しています。
以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第19回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)