Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第245回の運用実績です。
2025年12月12日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:50836.55(前週比+0.7%)
- S&P500:6827.41(前週比マイナス0.6%)
- ドル円レート*:1ドル=155.77円(前週比+1.08円)
- 東証REIT指数:1987.11(前週比+1.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移

運用総額は167,799千円となりました。前週からプラス0.5%と増加しました。
今週は日経平均が前週から続伸し、50,800円を超える水準まで上昇しました。
米国株はS&P500が前週から反落し、6,830ポイントを下回る水準まで下落しました。
今週の為替レートは、ドルが反発し、155円台後半まで上昇しました。
東証REIT指数は、前週から反発しました。
運用全体としては、今週は米国株の相場が低調に推移したものの、日本株とREITが好調だったことに加え、為替レートがドル高になったことで円換算でのプラス影響もあったことから、資産合計では運用額が増加しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックスは続伸し、TOPIXインデックスは反発となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが反発しました。
ハイテク株中心の個別株はまちまちでしたが、保有金額の大きいアルファベットとエヌビディアが下落しました。
米国以外では、今週は欧州株は反発したものの、新興国株は続落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、前週から反発しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は日経平均株価が続伸し、50,800円を超える水準まで上昇しました。
引き続き順調な値動きかと思います。
ただ、「日本銀行は18~19日の金融政策決定会合にて、政策金利を0.5%から0.75%に引き上げる公算が大きい」との観測が出てきました。
ここまでニュースとして出てくるのであれば、これはほぼ確定ということなのでしょう。
利上げは日本株の相場にとってマイナス要因であることは間違いありません。
後はこれをどこまで織り込んでいるのか、また株式相場にとって、これを上回るプラス要因が出てくるかどうかで、当面の日本株の相場が大きく左右されそうです。
ここから相場の急落も覚悟しつつ、当面は日経平均株価44,000円あたりに落ち着くのではないかと見込んでいますが、長期保有目線での上昇も期待し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は反落しました。
9~10日のFOMCにて、0.25ポイントの利下げが決定されました。
市場は既に織り込み済みでしたので、これで材料出尽くし感からの売りが先行したようです。
さて、これで年内の米国イベントはほぼ打ち止め感がありますが、2026年に向けては更に利下げの方向で推移する模様です。
ただ、もうそれほど大きな利下げの余地はなく、0.25ポイントの利下げが1回から2回、というのが大方の予想です。
そうなると、ここからの株式相場は企業業績や景気動向に左右される、いわゆる「業績相場」に期待するしかなさそうです。
短期的には値動きの大きい荒れた相場となるも、中期目線では順調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は反発しました。
ただ先行きとしては、日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第245回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)


