Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第154回の運用実績です。
2024年3月15日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:38707.64(前週比マイナス2.5%)
- S&P500:5117.09(前週比マイナス0.1%)
- ドル円レート*:1ドル=147.99円(前週比+0.12円)
- 東証REIT指数:1723.92 (前週比+2.5%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は132,186千円となりました。前週からプラス0.1%と、わずかですが増加しました。
今週は日経平均が大幅続落となり、38,700円台と、前週から1000円近く下落しました。
米国株はS&P500がわずかですが続落し、長い上昇局面から一旦踊り場に移行している状況です。
今週の為替レートは、ドルがわずかに反発し、148円目前まで上昇しました。
東証REIT指数は、実に9週ぶりに急反発となりました。
運用全体としては、今週は日本株が絶不調だった他、米国株もわずかに下落しましたが、REITが急反発したことと、為替レートがわずかにプラスに動いたことから、資産合計ではわずかな運用額の増加となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅下落となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFは小幅反発となりました。
一方、ハイテク株中心の個別株はまちまちでしたが、アルファベットやマイクロソフトが急騰した一方、エヌビディアだけが大幅反落となりました。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともにわずかに反発となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週は急反発となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は日経平均株価が大幅続落となりました。
やはり一旦40,000円台を付けたことで、達成感とともに利益確定売りが多く出ているのかもしれません。
また、日銀の政策変更、特にマイナス金利解除の方針が「ほぼ決定」かのように報道されつつあるのも、株価にマイナス要因となっているようです。
ここからどこまで下がるのか、どこから持ち直すのか、ここからの数週間の値動きには注目です。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は続落、というよりほぼ動きなし、という状況でした。
まだこの水準を維持するのか、そろそろ反落局面に入っていくのか、どちらでしょうか。
個人的にはさすがに良いとこ取り過ぎる相場かと思いますので、反落局面でも想定内、といった感触です。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、株価の本格的な反転上昇が意外と早くきてしまった、という感じです。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週ようやく反発となりました。
ただ、日銀によるマイナス金利解除がいよいよ実現か?というこの段階でREITが反発するのも、正直どういうメカニズムなのか、よく分かりません。
引き続き、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第154回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)