Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第152回の運用実績です。
2024年3月1日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:39910.82(前週比+2.1%)
- S&P500:5137.09(前週比+0.9%)
- ドル円レート*:1ドル=150.50円(前週比+0.16円)
- 東証REIT指数:1689.18 (前週比マイナス0.7%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は132,136千円となりました。前週からプラス0.8%と、堅調に増加しました。
今週も日経平均は大幅続伸し、過去最高値を更新、一気に39,900円を上回り、40,000円直前まで上昇しました。
米国株はS&P500が続伸し、再び最高値を更新しました。
今週の為替レートは、ドルがわずかですが続伸し、150円を超える水準を維持しています。
東証REIT指数は、今週も続落となりました。
運用全体としては、今週はREITだけが引き続き不調だったものの、日本株、米国株ともに好調に推移し、為替レートもプラスに動いたことにより、資産合計では運用額が増加しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが続伸となりました。
一方、ハイテク株中心の個別株も好調でしたが、アルファベットは急落となりました。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、今週もわずかですが続落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、引き続き大幅続伸となり、日経平均株価がとうとう40,000円に接近しました。
もはや40,000円台さえ通過点、と言わんばかりの勢いです。
こうなると一般のニュースで話題にのぼることも増え、一般投資家が急増するかもしれません。
そうすると株価の下落局面で早々に手放す向きも増えるでしょうし、さらに株価のボラティリティが大きくなりそうです。
まあ、さすがにこの株価水準で定着するとまでは考えていませんし、一旦のピークが近いのかな、くらいの見立てですが、さてどうなるでしょうか。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、引き続き強い相場観が継続しており、S&P500も史上最高値を更新しています。
AI関連株が相場を牽引していく流れはまだ続いているようです。
AI関連への期待値が高すぎること、利下げ観測が楽観的すぎること、インフレにそれほど減速感がみられないことなど、株価が良いとこどりになっているような気がして、今後が心配です。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、株価の本格的な反転上昇が意外と早くきてしまった、という感じです。
ここから、景気悪化がどの程度まで進むのか(それとも悪化しないのか)、その後の利下げはあるのか(景気が悪化しなければ利下げは実施されないかも)、今後の展開がサッパリ分かりませんが、既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週も続落となりました。
今週で7週連続での下げ相場となっています。
当面の先行きとしては、マイナス金利の解除はいつなのか、が焦点となりつつあり、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第152回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)