【第140回】2023年12月8日時点の運用実績(今週は為替レートがとんでもないことに。ドル急落で運用資産は大幅に目減り。結構痛いですが、この痛みに耐えてこその資産運用です。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第140回の運用実績です。

2023年12月8日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:32307.86(前週比マイナス3.4%)
  • S&P500:4604.37(前週比+0.2%)
  • ドル円レート*:1ドル=143.94円(前週比マイナス4.18円)
  • 東証REIT指数:1812.53 (前週比+0.1%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は117,088千円となりました。前週からマイナス2.5%と、大幅減となりました。

今週は日経平均は大幅に暴落し、32,300円台まで下がってしまいました。

米国株は、S&P500が好調を維持し、6週連続の上昇となりました。

今週の為替レートは、驚きのドル急落(というのか、円急騰の方が正しいのか)で、一気に144円を割り込む水準まで下落しました。
今年に入ってから為替レートにずっと助けられてきましたが、この年末に来て大ダメージのマイナスを被ってしまいました。

東証REIT指数は、今週はわずかながら上昇しました。

運用全体としては、今週は米国株と国内REITが何とか先週から下がらずに耐えましたが、日本株が急落したことに加え、何といっても為替レートの途方もないマイナスにより、資産合計では運用額が大幅に目減りしました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅に続落しました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅に下落しました。
やはり為替レートの影響が大きく、唯一プラスだったのが為替ヘッジありの商品だったことからも、その影響が伺えます。

ハイテク株中心の個別株も揃って続落しました。
これだけドルが弱くなると、円換算では当然こういう結果になるしかありません。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに大幅反落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、今週は小幅続落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、前週の一服で耐えてくれるのかと思いきや、今週は一気に日経平均株価が32,300円程度まで急落しました。
少し前まで急騰続きだったことを考えると、この急落もまあ仕方ないのかな、という冷めた目線でやり過ごすしかありません。
とは言え、この辺りで下げ止まってもらわないと困りますので、何とかこの水準を継続してくれればと、祈りつつ見守りたいと思います。

ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価34,000円あたりを継続的に超えていくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、こちらは何と6週続伸と好調が続いています。
当面の相場の争点と考えていた、インフレ懸念とFRBの金利政策の動向については、方向性がはっきりと見えてきました。
各種指数ではインフレ傾向の落ち着きが見られ、金利上昇も打ち止めという雰囲気が出てきました。
金利が落ち着けば株価にはプラスですが、ここから先は企業業績の減速懸念が株価にはマイナスとなりそうです。
今のところ市場は「良いとこ取り」し過ぎている気配が感じられるので、一旦反落し始めたら一気に急落する覚悟もしておきます。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

なお、今週値動きの大きかったドル円の為替レートについては、どんな値動きを食らっても、当面はドル建て資産の運用には影響させないつもりです。
正直に言うと、年初時点(1ドル130円近辺)ではこれだけドル高になっていると予測していた訳でもありません。
為替は今後どうなるかについてもまるで予想できませんし、為替の値動きを資産運用の判断基準に入れてしまうと、狼狽するだけで得るものがないと考えております。
為替のリスクはそのまま受け入れる、それが米国株の資産運用というものだと諦めております。

国内REITは、今週はわずかに上昇、というかほぼ変わらず、といったところでしょうか。
当面の先行きとしては、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「撤廃」が噂され始めたことから、日本の長期金利は上昇トレンドとなり、REITの相場は当面厳しさが続くと思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第140回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)