【第124回】2023年8月18日時点の運用実績(生活費捻出のための資産売却。まずは資産割合が大きい個別株のエヌビディアから行いました。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第124回の運用実績です。

2023年8月18日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:31450.76(前週比マイナス3.1%)
  • S&P500:4369.71(前週比マイナス2.1%)
  • ドル円レート*:1ドル=145.44円(前週比+1.41円)
  • 東証REIT指数:1853.71 (前週比マイナス1.7%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は113,439千円となりました。前週からマイナス1.9%と、大幅減となりました。
今週の特筆事項として、生活費捻出のためエヌビディア株20株を売却したことで、運用資産が減少しております。

今週は日経平均は前週から大きく反落し、31,500円を割り込む水準まで下落しました。

米国株は、S&P500が大幅続落となりました。
前々週の急降下からの続落で、完全に下降トレンドに入ってしまいました。

今週の為替レートは、前週に続きドル高円安方向に動き、145円を超える水準となりました。

東証REIT指数は、前週の大幅上昇から一転し、急落となりました。
ここ数週は値動きが落ち着かず、大き目の値動きを繰り返しています。

運用全体としては、今週は為替レートがプラス方向に動いたこと以外は、米国株も日本株もREITも不振となり、生活費捻出のための資産売却も加え、資産合計では大幅減少となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は生活費捻出のためエヌビディアを一部売却し、海外株の割合が縮小しました。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅反落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが反落となりました。

また、ハイテク株中心の個別株も、アルファベット以外は下落となりました。
エヌビディアの減少は、生活費捻出のため20株を売却したことも影響しています。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに下落しました。

東証REIT指数インデックスETFは、大幅反落となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、今週は大幅反落となりました。
長期金利の上昇を懸念した先行き不安、というのが大方の見方のようです。
まあ、あまり当てにならない材料だとは思いますが、本当に長期金利が上昇していけば、確かに株式相場にはマイナスだろうと思います。
日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「修正」を受けて、多少の上昇トレンドは覚悟しています。
ただ、日本の景気動向を考えると、長期金利の大幅上昇には耐えられないと思うのですが。

いずれにしても、予想なんて当たらないのだから、短期目線の売り買いを繰り返すのではなく、長期的な上昇を信じて、決して相場から降りずに引き続き持ち続ける、というスタンスでいくしかありません。

ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価3万円を継続的に超えた水準に落ち着くだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、前々週の急落から不調が続いています。
「フィッチ・レーティングスによる米国債の格付け引き下げ」が引き金となっての急落でしたが、今週はむしろインフレ懸念と金利上昇への警戒、といった側面が大きかったのではないでしょうか。
結局、相場の争点はインフレ懸念とFRBの金利政策の動向にかかっていると思います。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、今週は再びの大幅反落でした。
当面の先行きとしては、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「修正」を受けて、日本の長期金利は上昇トレンドが見えつつあり、ここから先はREITの相場は下落必至と思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第124回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)