第9回報告です。
2021年6月4日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28941.52 (前週比▲0.7%)
- S&P500:4229.89 (前週比+0.6%)
- ドル円レート*:1ドル=110.20円(前週比+0.28円)
- 東証REIT指数:2104.77 (前週比+1.5%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は80,946千円となりました。前週から+1.3%と順調に増加しました。海外株と国内REITが順調に推移し、ドル円レートも有利な方向に動きました。一方で日本株は前週の反発から一歩後退しています。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日経平均インデックスは小幅ですが反落しました。前週はやっと反発してくれたところでしたが、やはり日本株は一進一退の地味な展開で、上値を切り上げていく状況にはなさそうです。
ポートフォリオの主力VOOは前週の大幅な反発に続き、今週も地味に上昇しました。S&P500指数が小幅ながら続伸し、ドル円レートも引き続き有利な方向に動いたということで、二つの要因が重なった影響です。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。今週は多めに買い進めました。
個別株は上下まちまちな展開となりました。エヌビディアは1株→4株の分割を発表した後、ずっと上昇を続けています。
新興国インデックス(VWO)が先週の反発に続き、今週も続伸しています。また米国除く先進国市場インデックス(VEA)も上昇し、どちらもS&P500の上昇率を上回っています。
国内REIT市場は、好調に続伸しています。分配金の再投資としてNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)を少し買い増ししました。野村マスターファンドの方は値動きが急上昇しています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週も株式が上昇したのと同様に上昇し、引き続き分散投資の有効性が薄い銘柄です。当面は債券の保有比率はゼロでも良さそうです。生活費をポートフォリオから取り崩すタイミングでは、まず最初にこの銘柄から売却する予定です。
今後の運用について
前週の急反発からある程度の反落を覚悟していましたが、今週も好調に推移してくれました。全体の方向性としては一息ついたかなと思います。けれども、それぞれの資産クラスには不安も大きくなってきました。
まず、日本株はどうもすっきり上向いてくれません。2月まで快調だったところから、ずっとくすぶっています。前週の大幅な反発はあったものの、今週は小幅反落ということで、上にも下にも動かない雰囲気になってきました。今後は7月後半以降の第1四半期決算からの上昇基調を期待しています。そのころには東京五輪についても、株式市場としては織り込んでいることでしょう。
ポートフォリオの主力であるS&P500については、ほぼ最高値水準になってきました。日本株とかけ離れた好調ぶりです。ポートフォリオの配分としては正解だったと思いますが、ここから先は日本株の回復期待よりも米国株の調整懸念の方が怖い気がします。継続保有の握力が試される局面に入るかもしれませんが、まだまだこのポートフォリオを維持していくつもりです。
ギャンブルの名残である個別株ですが、エヌビディアが引き続き絶好調です。個別株は夢があるなーと楽しませてくれます。重ねて申し上げますが、個別株は結局は退職金の資産運用には向いていないと思います。退職金の資産運用に夢を追ってはいけないな、と反省しつつ、手放せない自分がいます。ただ、分割後に手放すかどうか真面目に検討するつもりです。
国内REITは明らかに伸びきっている感じになってきました。本当に海外勢による東京の不動産の買いあさりが始まるのか、という期待感が先走っているようです。ここまでの価格上昇は正直不安でしかありませんが、また下がったとしても分配金が減らなければ問題なしと考えます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第9回報告でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)