【第69回】2022年7月29日時点の運用実績(ドルが急激に安くなってしまうと、資産の目減りがとんでもないことになってしまいます。。)

スポンサーリンク
運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第69回の運用実績です。

2022年7月29日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:27801.64 (前週比▲0.4%)
  • S&P500:4130.29 (前週比+4.3%)
  • ドル円レート*:1ドル=133.08円(前週比▲4.85円)
  • 東証REIT指数:2021.99 (前週比+1.2%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は93,072千円となりました。前週からマイナス0.4%と、今週は小幅減となりました。

今週は日経平均は小幅反落となりました。
28000円手前まで急騰した後、この水準を突き抜けることができずに跳ね返されています。
とは言え、上がる材料が全く見当たらない今の状況で、この水準まで上がり、すぐに下げ戻ることもなく推移しているだけでもありがたいです。

一方、S&P500は前週から大幅に続伸し、期待が持てる相場となりました。

残念ながら、今週の為替レートの動きは厳しいものとなりました。
ドル円レートは、ここ数か月の円安ドル高が一服し、急速な反動が出てしまいました。
一気に133円まで円が値を戻す展開となりました。
ドル建て資産を保有する身としては、このドル安は痛いものがあります。

東証REIT指数は今週も結構な続伸となりました。
REIT相場はここ数週間は好調に推移しており、ありがたいことです。

運用全体としては、大幅なドル安による資産の目減りが大きく、米国の株式市場とREITが好調でもカバーできず、運用資産は不調な週となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅反落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFはわずかな続伸となりました。

一方、ハイテク株が中心の個別株は、ドル安の影響もあり総じて振るわず、ほとんどの銘柄で反落しました。

米国以外では、今週は欧州株が小幅続伸したものの、新興国株は大幅な反落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、そこそこの続伸となりました。
国内REITは相場が落ち着いてきましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅反落となりました。

今後の運用について

2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
その中で、今週は為替の値動きにやられてしまいました。
ここ数か月ドル高頼みの資産運用状況となっていたので、この値動きはかなり厳しいものがありました。

さて、日本株は、前週の上振れから、今週は大きく反落することもなく耐えています。
ただ、米国株が急反発したことをほとんど無視するかのような値動きとも言えます。
そうなると、前週書いたような「米国株頼みの相場」でさえなかった、ということになります。
ますます、日本株の順調な推移の理由がサッパリ分からず、疑問と不安が沸いてきます。

本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、今週は大幅続伸、まさに急騰しました。
主要ハイテク企業の決算発表が相次ぐ中、決算内容がそれほど期待以上でなくとも買われる銘柄が多く、もはや「良いとこどり」あるいは「良いとこ探し」の相場に見えます。
もちろん、株式動向が期待の高まりで上昇していく流れには、素直に喜ばしいと感じます。
ただ、いつ急反落に見舞われてもおかしくないくらい、不安要素は全く消えていません。
特に、インフレ対策を極めると景気減速につながるという現在のアメリカ経済では、当面の予測が難しくなっているように見受けられます。
まだまだ上にも下にも大きく揺れながら、当面は方向感の乏しい値動きを覚悟しておく必要があるのではないでしょうか。
引き続き、楽観的な思いは捨てたほうが良さそうです。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、反転の機会を逃すわけにもいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、安心感のある値動きが続いています。
本当に不思議です。
ここ数週間は値動きが完全に安定しており、油断してしまいそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第69回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)