Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第68回の運用実績です。
2022年7月22日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27914.66 (前週比+4.2%)
- S&P500:3961.63 (前週比+2.5%)
- ドル円レート*:1ドル=137.93円(前週比▲1.13円)
- 東証REIT指数:1998.25 (前週比+2.2%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は93,413千円となりました。前週からプラス3.1%と、今週は大幅増となりました。
今週は日経平均は大幅に続伸しました。
28000円に迫る水準にまで急騰し、一気に上値を抜けてきました。
個人的には、上がる材料が全く見当たらない今の状況で、この急騰は嬉しい反面、理由がよく分からない不安もあります。
また、S&P500も前週から反転上昇し、相場が多少は明るくなってきました。
次にドル円レートですが、円安ドル高も一服というところで、138円を割る水準まで円が値を戻す展開となりました。
ドル建て資産を保有する身としては、ドルが安くなるのは悲しいものがあります。
東証REIT指数は今週は結構な続伸となりました。
REIT相場は好調に推移しており、ありがたいことです。
運用全体としては、ドル安による資産の目減りがあったものの、日本および米国の株式市場が好調だったことから、運用資産は順調に推移した週となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅な続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFは堅調な続伸となりました。
また、ハイテク株が中心の個別株は、程度の差はあるものの、総じて反発し、特にアマゾンとエヌビディアは大幅な続伸となりました。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに前週から増加しました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITは相場が落ち着いてきましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅続伸となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
その中で、今週は比較的安心感のある運用状況となりました。
もちろん、まだまだ安心はできませんが、少しほっとしました。
どんなに大きく下がっても、少し上がってくれるだけで気持ちが安らぐのはなぜでしょう。
さて、日本株は、今週はここ最近の値動きから大きく上振れしました。
日経平均で28000円近辺まで上昇し、期待したくなる相場でした。
こうなると、そろそろ上昇基調に転換することを予想してしまいそうです。
ただ、この上昇についてははっきりとした材料が見当たりません。
強いて言うと、アメリカの長期金利の上昇が一服したことで、アメリカのハイテク株への買戻しが進んだことが日本株へ飛び火しただけのように見えます。
日本固有の要因で上がっているわけではないということは、結局米国株頼みの相場でしかないということです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週は反転上昇しました。
上にも書いた通り、ハイテク株への買戻しは長期金利の動向に左右されたもので、当面は金利動向次第であることが明白になっているだけのようです。
ただ、この先には米国景気そのものの腰折れを心配する向きもあり、そう簡単に株価が上昇基調に転じるとも思えません。
まだまだ上にも下にも大きく揺れながら、当面は方向感の乏しい値動きを覚悟しておく必要があるのではないでしょうか。
引き続き、楽観的な思いは捨てたほうが良さそうです。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、反転の機会を逃すわけにもいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、不思議と安心感のある値動きが続いています。
ここ数週間は値動きが完全に安定しており、油断してしまいそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第68回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)