Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第67回の運用実績です。
2022年7月15日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26788.47 (前週比+1.0%)
- S&P500:3863.16 (前週比▲0.9%)
- ドル円レート*:1ドル=139.06円(前週比+3.51円)
- 東証REIT指数:1955.39 (前週比+0.6%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は90,342千円となりました。前週からプラス0.5%と、今週は微増となりました。
今週は日経平均は小幅続伸しました。
とは言え27000円までは戻らず、何とも上値の重い展開が続いています。
まあ、上がる材料が全く見当たらない今の状況では、上がっただけマシだと自分を慰めるくらいがちょうど良さそうです。
一方、S&P500は前週から反落し、引き続き全く冴えない相場が続いています。
次にドル円レートですが、円安ドル高が急速に進行し、今週はとうとう139円を超える水準となりました。
ドル建て資産を保有する身としては、ドル高は大いに歓迎です。
東証REIT指数は今週は小幅反発となりました。
REIT相場は落ち着いた感があり、何だか拍子抜けです。
運用全体としては、米国株式市場が不調だったにも関わらず、ドル高効果が爆発したことでドルベースの資産が円換算でかさ上げされ、また日本株も堅調だったことから、運用資産は順調に推移した週となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFはドル高の影響で続伸しました。
これは完全にドル高によるプラスが勝ったという事態にすぎず、上の「為替ヘッジあり」のETFは大幅反落となっています。
また、ハイテク株が中心の個別株は、程度の差はあるものの、ドル高影響もむなしく反落してしまいました。
米国以外では、今週は欧州株が反発した一方、新興国株は小幅反落となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅反発となりました。
国内REITは相場が落ち着いてきましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週はドル高効果もあり、小幅反発となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
今週は米国株が結構な反落に見舞われました。
やはり、まだまだ安心できる相場ではなさそうです。
ずっと書いている通り、忍耐ではなく忘却する力が必要なのです。
ブログを書きつつ、長期投資の有効性を信じて忘却の彼方へ旅立つことにします。
引き続き、ドル高円安には相当助けられています。
もっと言うと、今週の急激なドル高の加速には、大きく助けられました。
もし為替がここまで動いていなければ、円換算ベースの資産はもっと痛いダメージを食らっていたところです。
一方で、ドルベースでは完全に資産運用状況が悪化しており、為替は長期的にはこのままプラス影響を期待し続けるわけにはいかないので、不安が募ります。
さて、日本株は、大きく売り込まれたところでは多少の買戻しが入るという、ボックス相場の様相を見せています。
ここ数週間は下値を掘ることもなく、何とか重い上値(日経平均で27000円近辺)を突き抜けようとしては跳ね返される、といった様相です。
今週は小幅続伸となりましたが、この上値の重い展開を見るに、やはり油断は禁物です。
参院選における自民党の圧勝は、株式相場にプラスとなるような経済政策に繋がるでしょうか。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週は再び反落してしまいました。
前週も書いた通り、ハイテク株への買戻しは一時的なものにとどまり、再び大きく反落しました。
長期金利の上昇は一服しつつあるようですが、やはり景気後退への観測が強くなっているのでしょうか。
こうなると、株価の低迷は長期化しそうです。
引き続き、楽観的な思いは捨てたほうが良さそうです。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、反転の機会を逃すわけにもいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、値動きが小さくなってきました。
ここ数週間は値動きが完全に安定しており、油断してしまいそうです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第67回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)