Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第65回の運用実績です。
2022年7月1日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:25935.62 (前週比▲2.1%)
- S&P500:3825.33 (前週比▲2.2%)
- ドル円レート*:1ドル=134.95円(前週比+0.15円)
- 東証REIT指数:1945.55 (前週比+1.6%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は87,673千円となりました。前週からマイナス2.0%と、再びの大幅下落となりました。
今週は日経平均が反落しました。
またもや26000円を割り込む水準にまで落ち込んでしまい、冴えない相場が続いています。
まあ、上がる材料が全く見当たらない今の状況では、下値を大きく掘っていくようなことにならない限り、まだマシだと自分を慰めるくらいがちょうど良さそうです。
また、S&P500も前週の反発は長続きせず、弱弱しい値動きで反落してしまいました。
トレンドとしては下げ基調と思われ、前週の反発などまるで当てに出来ない様相です。
また、ドル円レートは円安ドル高が定着し、今週は135円の一歩手前まできました。
ドル建て資産を保有する身としては、ドル高は大いに歓迎です。
東証REIT指数は今週は小幅反発となりました。
ここ数週はREITが株式相場と逆相関の模様で、少し戸惑っています。
まあ、分散投資の効果あり、と考えれば良いのかもしれませんが。
運用全体としては、REITは反発したものの、日本や米国株式市場の急反落に加え、ドル高効果も限定的な水準だったことから、運用資産はそこそこ大きな目減りとなってしまいました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反落しました。
個別の2銘柄は、金額こそ小さいものの、インデックスETFより大きめの反落となりました。
海外株は、ご覧の通り全銘柄が綺麗にマイナスとなりました。
主力のS&P500インデックスETFを中心に、前週の急回復から、再び反落となりました。
また、ハイテク株が中心の個別株は、エヌビディアやアマゾンなど大幅反落となった銘柄もあり、厳しい荒波にもまれております。
また、今週は欧州株、新興国株ともに反落し、米国株にお付き合いとなりました。
東証REIT指数インデックスETFは、反発となりました。
国内REITはようやく相場が落ち着いてきましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅反落となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
そして今週も見事に反落してしまいました。
前週の反発でも「安心はできないぞ」と覚悟していた通りの結果です。
ずっと書いている通り、忍耐ではなく忘却する力が必要なのです。
ブログを書きつつ、長期投資の有効性を信じて忘却の彼方へ旅立つことにします。
それにしても、ドル高円安には相当助けられています。
もし為替がここまで動いていなければ、円換算ベースの資産はもっと痛いダメージを食らっていたところです。
一方で、ドルベースでは完全に資産運用状況が悪化しており、為替は長期的にはこのままプラス影響を期待し続けるわけにはいかないので、不安が募ります。
さて、日本株は、大きく売り込まれたところでは多少の買戻しが入るという、ボックス相場の様相を見せています。
が、その流れの中でズルズルと下値を掘っては多少戻り、また次の下値を掘りに行く、という流れを繰り返しています。
今週は反落の週となりました。
前週も書いた通り、参院選においては経済刺激策や株価へのプラス材料となりそうな施策がまるで見られず、といって悪材料もなさそうで、選挙さえ無風の相場という寂しい状況です。
いつまで下値を掘り続けるのか、いつになったら上向きに転じるのか、見通しがつきません。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週は覚悟していた通りの反落でした。
どうやら、米国市場は長期金利の動向次第というよりも、FRBの利上げ政策でもインフレは抑えきれず、景気後退に陥ることを織り込み始めたようです。
こうなると、株価の低迷は長期化しそうです。
もう、楽観的な思いは完全に捨てたほうが良さそうです。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、反転の機会を逃すわけにもいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、株式相場の反落に対し、逆に反発してくれました。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第65回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)