Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第62回の運用実績です。
2022年6月10日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27824.29 (前週比+0.2%)
- S&P500:3900.86 (前週比▲5.1%)
- ドル円レート*:1ドル=133.89円(前週比+4.05円)
- 東証REIT指数:2007.74 (前週比+0.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は90,963千円となりました。前週からマイナス1.5%と、小幅反落となりました。
今週は日経平均は小幅続伸となりました。
28000円に近い水準を維持しています。
週間では28000円を一時的に超えるところまでありましたが、やはりその水準での戻り待ちの売りもあるようで、一段高には至りませんでした。
一方、S&P500は前々週の大反発を打ち消すような大幅な下げ相場となりました。
一気に3900ポイントの水準まで下げてしまうとは、全く予想外でした。
また、ドル円レートは急激な円安ドル高が一段と進行し、一気に134円近辺まで円が続落しました。
ドル建て資産を保有する身としては、ドル高は大いに歓迎です。
東証REIT指数は今週も小幅続伸となりました。
不動産市場は値動きが安定してきたようです。
運用全体としては、ドル高よるドル資産のかさ上げ効果はあったものの、それを上回る米国株式市場の大幅続落により、絶不調の資産運用状況となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅に続伸しました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFがそこそこの下落となりました。
円安ドル高の影響によるかさ上げ分を吹き飛ばすくらいの下落です。
また、個別株もアマゾン、エヌビディアが大幅反落となり、悲しい成績となりました。
また、今週は欧州株が反落した一方、新興国株は不思議な続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITはようやく相場が落ち着いてきましたが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は金利上昇の影響で反落となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
前週は少し落ち着いた気持ちになれましたが、今週はまた憂鬱になってきました。
特に、ドル高で多少救われているだけで、もし為替がここまで動いていなければ、円換算ベースの資産はもっと痛いダメージを食らっていたところです。
ドルベースでは完全に資産運用状況が悪化しており、為替は長期的にはこのままプラス影響を期待し続けるわけにはいかないので、楽しくありません。
さて、日本株は、なんとか下げずに耐えています。
これといった好材料がない中での相場の反発は長続きしませんでしたが、日経平均株価で28000円近辺のボックス相場に移行してほしいものです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、再び大幅続落という悲しい展開となりました。
米国の5月の消費者物価指数が発表され、想定外のインフレ値だったことが、市場にとってネガティブサプライズだったようです。
FRBの更なるタカ派化が想定され、利上げペースが加速するとの観測が出始めています。
こういった、「先行きがどうなるか分からない」状況に株式相場は圧倒的に弱いので、当面の値動きも全然読めなくなってきました。
前週は「これ以上下値を掘ることはない」と予想していたので、相変わらずの見通しの甘さを痛感しています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、反転の機会を逃すわけにもいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、値動きがすっかり落ち着いてきました。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第62回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)