Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第56回の運用実績です。
2022年4月29日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:26847.90 (前週比▲0.9%)
- S&P500:4131.93 (前週比▲3.3%)
- ドル円レート*:1ドル=129.89円(前週比+1.67円)
- 東証REIT指数:1975.75 (前週比▲0.9%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は91,937千円となりました。前週からマイナス2.3%と、4週続落となりました。
今週は日経平均は小幅下落となり、27000円を割り込んでしまいました。
弱い相場ではありますが、米国株がどんどん下げているのに対して、まだ耐えている方だ、という印象です。
一方、S&P500はまたもや大きく続落しました。
米国市場がこんなに弱くなるとは、予想もしていませんでした。
ついに去年の5月の水準まで逆戻りです。
その中で、ドル円レートは一方的な円安が続き、いよいよ129円後半まで進みました。
全く極端すぎます。
そろそろ打ち止めの水準だと思うのですが。
おかげさまで、ドル建て資産を保有する身としては、円換算額としてはプラスの方向に働きました。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は小幅下落となりました。
不動産市場はずっと不安定な状況が続いていましたが、そろそろ落ち着いてきたのでしょうか。
運用全体としては、円安ドル高進行の影響でのドル資産のかさ上げもありましたが、前週に続き、何といっても米国株の下落によるマイナス影響が大きく、今週も不調の一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅下落となりました。
これくらいの下げなら御の字です。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続落となりました。
強力な円安ドル高効果があったにもかかわらず、これだけ落ち込んでいます。
円安がなければと思うとゾッとします。
個別株もマイクロソフト以外は軒並み下げ止まることなく、悲しい状況が続いています。
エヌビディアは毎週ものすごい下げが続いております。
全然楽しくありません。
また、今週は欧州株は続落しましたが、新興国株は不思議と反発しました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅反落となりました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は為替の影響もあり、変動ありませんでした。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、絶賛継続中です。
結局4か月ずっと忍耐です。
そして、米国株は完全に二番底を掘り下げてしまいました。
再び株価下落中の何とも嫌な気分を味わうのかと思うと、憂鬱な気持ちになります。
さて、日本株は、今週は少し下がったものの、米国株より全然マシです。
といっても、アメリカがこの調子では、早々に日本株の値動きもアメリカにお付き合いしていきそうに思います。
まだまだ株価続落の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
ただ、5月以降は決算発表と業績見通しに注目が移っていくと思いますので、業績が好調であることが確認されるのを期待しています。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、もはや絶不調です。
米国市場は、FRBの強硬な金利上昇政策を心配しているのか、インフレが止まらないことを不安視しているのか。
いずれにしろ、何か月もかけて全く相場に織り込めていない様子なのは、どういうことなのでしょうか?
こちらは少し長い目で進捗を確認していくしかなさそうです。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、ここから少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、下がってはいるものの、値動きは落ち着いてきました。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第56回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)