Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第45回の運用実績です。
2022年2月11日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27696.08 (前週比+0.9%)
- S&P500:4418.64 (前週比▲1.8%)
- ドル円レート*:1ドル=115.65円(前週比+0.69円)
- 東証REIT指数:1935.60 (前週比+0.3%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は91,151千円となりました。前週からプラス1.3%と増加しました。
まず、今週はS&P500がそこそこ大き目の反落となりました。
アメリカの物価上昇が市場の想定を上回ったという統計の発表を受けて、週末に大きく値を下げたのが一因です。
その割に、運用資産全体でプラスに落ち着いたのが不思議で、集計ミスを疑ったのですが、どうやら間違っていないようです。
アマゾンやエヌビディアといった個別株が大幅反発したのは助かりました。
また、ドル円レートがドル高方向となり、ドル資産の円換算額にプラス影響となったことも奏功したのかもしれません。
日経平均株価は2週連続の上昇となりました。
まだまだ下がりもするとは思いますが、もう日経平均26000円を割り込むような、ひどい底値は見ずにすみそうな流れです。
東証REIT指数は下げ一服といったところでしょうか。
運用全体としては、日本株や米国個別株の上昇によって更に持ち直し、一安心の一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともにそこそこの続伸となりました。
海外株は、S&P500インデックスETFが指数よりも下げ幅が小さく(為替影響もあるのかと思います)、大きなマイナスになりませんでした。
更に、アマゾンとエヌビディアの超大幅反発の影響もあり、運用全体に好影響となりました。
今週は欧州株は小幅反落、新興国株は小幅続伸と、世界株式はどうも方向感に欠ける展開となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、分配権利落ちの関係で、そこそこの続落となりました。
国内REITは厳しい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は結構落ち込んでしまいました。
今後の運用について
2022年に入ってからの、「忍耐力が問われる相場」は、まずは大波は乗り越えたかな、という気がしています。
何とか我慢して保有を続けることができましたので、後は報われる日が来ることを祈るのみです。
前週も書きましたが、株価下落中の何とも嫌な気分は、表現しようもない不愉快なものです。
これに耐えないと、資産運用は上手くいかないものだと言い聞かせるしかありません。
さて、日本株は、一応続伸の相場となりましたが、力強い上昇相場という雰囲気はまるで感じられません。
海外投資家から見て、日本株は「上がり目のない割安株」と認識されているのではないか、という心配はずっと続いています。
それでも、世界中の株式相場の中で、多少の循環物色の出番は回ってくるだろうと信じています。
長い目で見れば、年内のどこかのタイミングで、再び日経平均株価3万円を目指すだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、S&P500は週末に大幅下落を経験したものの、一方的な下げ相場とはならず、上げ下げのボックス相場がしばらく続くと予想しています。
ボックス相場なら精神的に耐えることができそうですし、米国株以外の有望な運用先は今のところ見当たりません。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、消去法的に現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、分配権利落ちの下落は仕方ないことなので、今週はこんなものでしょう。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第45回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)