Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第35回の運用実績です。
2021年12月3日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28029.57 (前週比▲2.5%)
- S&P500:4538.43 (前週比▲1.2%)
- ドル円レート*:1ドル=113.26円(前週比▲1.44円)
- 東証REIT指数:2024.27 (前週比▲2.2%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は91,435千円となりました。前週からマイナス2.5%と大幅に減少してしまいました。
2週連続で運用資産が減少しました。
今週は主要指数が全滅です。
まず、日経平均株価が前週から更に大きく下落しました。
また、S&P500も前週から更に大きく下落しました。
ドル円レートも大幅な円高方向で、資産運用的には不利な方向に動きました。
東証REIT指数も今週は大幅反落となりました。
運用全体としては、ほぼ全ての保有資産が落ち込み、絶不調な一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅な続落となりました。
新型コロナの変異種である「オミクロン株」への不安から、「オミクロン・ショック」による株価下落が尾を引いています。
完全にコロナ相場のやり直しといった雰囲気です。
オミクロン株の素性がある程度分かってくるまでは、不安定な相場が続きそうです。
今週は米国株のインデックスも個別株も、また欧州株も新興国株も、全て値を下げる展開となってしまいました。
上がった銘柄が一つもないという、悲しい相場です。
このように全面下げの状況では、ただただ上がることを祈りながら静観するのみです。
東証REIT指数インデックスETFも、今週は大幅反落となりました。
不動産市況にもオミクロン株の影響はあるのでしょうか。
国内REIT相場は引き続き冴えない相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は何故かわずかに上昇しました。
(少額ではありますが)久しぶりに分散投資の効果が見られました。
今後の運用について
今週も前週に引き続き、オミクロン・ショックにやられてしまいました。
日本株は、オミクロン株に過剰反応とも見えるような大きな下げに見舞われています。
もう年内は冴えない値動きが続くことを覚悟しておいた方が良さそうです。
当面の日本株の相場の先行きは、年初以降、8月に一瞬だけ日経平均株価が27,000円を割り込みましたが、当面はそこまでの下げはないと予想しています。
それでも、最悪「1割程度の下げは覚悟」しつつも、長い目で見れば戻りは期待できると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、こちらもオミクロン・ショックで下げ基調の不安定な展開となっています。
更に、FRBのパウエル議長がインフレ懸念を重視し、テーパリングの早期終了に向けてスタンスを変更していることも、株価への悪材料とみられています。
今後の米国株動向ですが、年内はS&P500はある程度の下げ相場は覚悟しながらも、数カ月我慢すれば戻ると信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、引き続き有望な運用先と考えていることと、まだここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週になってオミクロン・ショックに反応しているようです。
あるいは短期金利の上昇を心配しているのでしょうか。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第35回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)