【第190回】2024年11月22日時点の運用実績(想定通りのドル急反落で運用資産が大幅に目減り。やはり為替は全く当てになりません。為替は長期投資にとっては不安定要素ですが、一定の範囲内でとどまってくれれば十分です。)

スポンサーリンク
運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第190回の運用実績です。

2024年11月22日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:38283.85(前週比マイナス0.9%)
  • S&P500:5969.34(前週比+1.7%)
  • ドル円レート*:1ドル=154.61円(前週比マイナス1.81円)
  • 東証REIT指数:1681.68 (前週比+1.1%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は149,974千円となりました。前週からマイナス0.4%と減少しました。

今週は日経平均が前週から続落し、38,200円台まで下落しました。

米国株はS&P500が反発し、5,960ポイントを超える水準まで上昇しました。

今週の為替レートは、ドルが反落し、154円台半ばまで下落しました。

東証REIT指数は、久しぶりに前週から反発しました。

運用全体としては、今週は米国株とREITは順調に推移したものの、日本株が下落したことと、ドル安による為替のマイナス影響が大きかったことから、資産合計では運用額が減少しました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

今週は入れ替えや生活費の取り崩しに伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに続落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが小幅続伸となりました。

一方、ハイテク株中心の個別株は全銘柄が大きく下落しました。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに続落となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、前週から上昇しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、今週は日経平均株価が続落となりました。
今週は米国株が順調な値動きの中、日本株は逆の値動きとなりました。
不透明な国内の政局が材料視されているようにも見えません。
一方、米国株の値動きにも連動しなくなってきました。
もはや一体何を材料に日本株の株価が反応しているのか、注目ポイントを見失いつつあります。

ここから相場の低迷も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価40,000円あたりで定着していくのではないかと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500は反発となりました。
相変わらず大幅上昇や急降下を繰り返す、値動きの激しい相場が続いています。
当面はトランプ次期大統領の動向を中心に、引き続き値動きの大きい相場が続くと考えています。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、景気悪化を事前に予防する意味でも、9月に大幅利下げが実施されました。
ここからは、景気悪化を無事防ぐことができるかどうかが焦点となりそうです。
既に株価は完全に反転上昇しており、中期目線でも当面は好調に推移していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最も最適な運用先と考えていることと、まだまだ上昇の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、今週はようやく反発し、8週ぶりの上昇となりました。
とはいえ、先行きとしては、日本の長期金利は上昇トレンドが見込まれ、これによりREITの相場は悪化しても全く不思議ではありません。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第190回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)