Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第123回の運用実績です。
2023年8月11日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:32473.65(前週比+0.9%)
- S&P500:4464.05(前週比マイナス0.3%)
- ドル円レート*:1ドル=144.03円(前週比+1.56円)
- 東証REIT指数:1885.39 (前週比+1.7%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は115,664千円となりました。前週からプラス0.3%と、微増となりました。
今週は日経平均は前週から反発し、32,400円を超える水準まで戻してきました。
米国株は、S&P500が小幅続落となりました。
前週の急降下からの続落で、下降トレンドに入ってきたでしょうか。
今週の為替レートは、前週に続きドル高円安方向に動き、144円を超える水準となりました。
東証REIT指数は、前週の急落から一転し、大幅上昇となりました。
運用全体としては、今週は米国株だけは低調でしたが、日本株とREITが順調に推移し、為替レートもプラス方向に動いたことで、ドル資産の円換算額がかさ上げされたことから、資産合計では好調を維持しました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反発しました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが続伸となりました。
一方、ハイテク株中心の個別株はまちまちでしたが、エヌビディアが大幅続落した一方、アマゾンが急上昇となりました。
米国以外では、今週は欧州株が反発した一方、新興国株は続落となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週は反発となりました。
前週の下落についてのコメントが以下の通りでした。
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米国株の下落を追従して下げたということでしょうか。
その米国株の下落要因が、「フィッチ・レーティングスによる米国債の格付け引き下げ」ですので、どうして日本株がこれに引きずられるのか、よく分かりません。
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やはり市場もそう考えたのか、自律反発したということではないでしょうか。
前週も書いたように、こういうのに一々反応しても仕方ないので、長い目で相場の値動きを見守るのみです。
いずれにしても、予想なんて当たらないのだから、短期目線の売り買いを繰り返すのではなく、長期的な上昇を信じて、決して相場から降りずに引き続き持ち続ける、というスタンスでいくしかありません。
ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価3万円を継続的に超えた水準に落ち着くだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、前週の急落から不調が続いています。
「フィッチ・レーティングスによる米国債の格付け引き下げ」が引き金となっての急落でしたが、米国はこの流れから反発できませんでした。
いずれにしろ、この話題での相場の値動きは長くは続かないと思いますし、結局、相場の争点はインフレ懸念とFRBの金利政策の動向にかかっていると思います。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は反発してくれました。
ただ、当面の先行きとしては、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の「修正」を受けて、日本の長期金利は上昇トレンドが見えつつあり、ここから先はREITの相場は下落必至と思われます。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第123回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)