【第119回】2023年7月14日時点の運用実績(ドル急落!為替の動向が運用資産を直撃。良くも悪くも為替の動向には身をゆだね流されるのみ。)

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運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)

(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)

では第119回の運用実績です。

2023年7月14日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:32391.26(前週比+0.0%)
  • S&P500:4505.42(前週比+2.4%)
  • ドル円レート*:1ドル=137.80円(前週比マイナス6.04円)
  • 東証REIT指数:1871.99 (前週比+1.0%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は112,901千円となりました。前週からマイナス0.8%と、続落となりました。

今週は日経平均は前週からほぼ動きがありませんでした。
引き続き32,300円台の水準に落ち着いています。

米国株は、S&P500が反発しました。
前週書いた通り、上がり基調から一進一退といった状況に移行しつつあるようです。

今週の為替レートは、強烈なドル安が進み、一気に138円を割り込みました。

東証REIT指数は、冴えない状況が続いていましたが、今週は反発しました。

運用全体としては、今週は米国株とREITが反発するなど悪くない相場でしたが、何といっても為替の強烈なドル安が進んだことで、ドル資産の円換算額が急激に目減りしたことから、資産合計では不調な運用状況となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅続落となりました。

海外株は、主力のS&P500インデックスETFが大幅続落となりました。
今週はドル安の影響が強烈でした。

一方、ハイテク株中心の個別株はまちまちとなり、エヌビディアは大きく反発しました。

米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに反発となりました。

東証REIT指数インデックスETFは、反発しました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

今後の運用について

日本株は、ほぼ値動きがありませんでした。
稀に見る続伸相場の後、前週は一旦大き目の下落相場に見舞われましたので、復調の兆しなし、という受け止め方です。
やはりここからは、当面は下落相場に突入する覚悟が必要なようです。
もっとも、一息ついただけで、再び高値圏に突入、という可能性もあり、もはや予想しても仕方ありません。

いずれにしても、予想なんて当たらないのだから、短期目線の売り買いを繰り返すのではなく、長期的な上昇を信じて、決して相場から降りずに引き続き持ち続ける、というスタンスでいくしかありません。

ここから下落相場も覚悟しつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価3万円を継続的に超えた水準に落ち着くだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、今週は反発となり、一進一退です。
相変わらず、相場の争点はインフレ懸念とFRBの金利政策の動向にかかっているようです。
それにしても随分長い間、この争点で相場が動く期間が続いています。
今週は、インフレに一定の歯止めがかかっているように見える指標の発表もあり、相場が反発したようです。

「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更(利上げ打ち止め)→景気悪化→FRB金融政策変更(利下げへ転換)→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。

これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、今週は反転上昇となりました。
ただ、引き続きそれほど大きな値動きにはなっていません。
日本の長期金利の上昇が見えてこない限り、当面は大きな反落はないと予想しています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第119回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)