Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
（なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています）
（長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら）
では第114回の運用実績です。
2023年6月9日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均：32265.17（前週比+2.4％）
- S&P500：4298.86（前週比+0.4%）
- ドル円レート*：１ドル＝139.39円（前週比+0.35円）
- 東証REIT指数：1875.94 （前週比+0.7%）
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は108,327千円となりました。前週からプラス0.4%と、引き続き増加しました。
今週も日経平均は大幅続伸となりました。
週足では9週連続の上昇で、32,000円も軽く超えてきました。
米国株は、S&P500は小幅ながら続伸となりました。
５月前半の低迷を取り戻し、引き続き年初来高値圏で推移しています。
今週の為替レートは、わずかにドル高方向に動きました。
東証REIT指数は、今週は小幅続伸ですが、引き続き一進一退の値動きとなっています。
運用全体としては、今週は為替も含め、日本株、米国株、REITと全ての項目が好調な値動きだったことから、好調な運用状況となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。（単位：千円）
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFが続伸となりました。
一方、ハイテク株中心の個別株は、アマゾンを除き反落しました。
エヌビディアは2週間の急上昇からの反落ですが、それほど大きな反動ではありませんでした。
米国以外では、今週は欧州株はほぼ変わらず、新興国株は続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅続伸となりました。
国内REITはそもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
今後の運用について
日本株は、今週も強い相場で続伸し、日経平均株価が32,000円を超える水準となりました。
引き続き、予想外の続伸で絶好調です。
これだけの大相場は何年ぶりでしょうか。
7週連続上昇の段階で2018年5月以来だそうですので、9週連続上昇だともっと前かもしれません。
もし私が短期トレーダーだったら、この続伸相場をここまで我慢して保有できる自信はありません。
そして、これだけ上がっても、結局この強い値動きの材料は一体何なのか、よく分からないままです。
いずれにしても、予想なんて当たらないのだから、短期目線の売り買いを繰り返すのではなく、長期的な上昇を信じて、決して相場から降りずに持ち続ける、というのが結局は正解なのだということでしょう。
ここから反落の覚悟もしつつ、それでも長期保有の有効性を信じ、日経平均株価3万円を継続的に超えた水準に落ち着くだろうと判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、今週はわずかに続伸しました。
結局インフレ懸念とFRBの金利政策に相場の争点が戻ってきた感があります。
市場は金利上昇に対しては楽観的なのかな？
FRBのスタンスを無視し続けているように見えますが、大丈夫なのでしょうか。
どうも外部環境に比べて株価水準が「高すぎる」ように感じます。
「インフレ鎮静化→FRB金融政策変更（利上げ打ち止め）→景気悪化→FRB金融政策変更（利下げへ転換）→景気回復」という今後の大雑把な米国経済の予想の中で、どのタイミングで株価の本格的な反転上昇が来るのか、それだけを楽しみに待ち続けます。
最悪は、本格的な反転上昇は2024年までやってこない、と覚悟しておく必要もありそうです。
反転上昇のタイミングがいつ頃かはサッパリ分かりませんが、中期目線では（あるいは長期目線でも）本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだまだ反転の機会を逃すわけにはいかない、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は小幅続伸となりました。
当面は大きな反落も、一方的な上昇もないと予想しています。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第114回の運用実績でした。
（当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。）
